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【小説】ひなた書房より③(全4話)
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第三章
昨日まで秋だったのに急に冬になったみたいな、そんな日だった。
薄手のコートを着てきたことを後悔しつつ、木枯らしの吹く川沿いの道を歩く。
手が悴んで自分のものじゃないみたいだ。
数歩まえを歩く天野君は振り返り「じゃあ、また明日な」と言うなり自転車に乗ってあっという間に見えなくなった。
あれから天野君との気まずさは徐々に無くなって行った。
ただ隣に
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第三章
昨日まで秋だったのに急に冬になったみたいな、そんな日だった。
薄手のコートを着てきたことを後悔しつつ、木枯らしの吹く川沿いの道を歩く。
手が悴んで自分のものじゃないみたいだ。
数歩まえを歩く天野君は振り返り「じゃあ、また明日な」と言うなり自転車に乗ってあっという間に見えなくなった。
あれから天野君との気まずさは徐々に無くなって行った。
ただ隣に