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時の移ろい 季節の行事  

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地域の伝統行事や厚洋さんと一緒にやった季節の行事。 そして、移ろっていく美しい自然、愛しい人の愛した我が家の花達の代わりに語りたい
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2022年7月の記事一覧

見せたかった庭

見せたかった庭

 外に出られなくなった夫のために、彼の部屋からも見える花木や花の苗を植えました。
 その花たちが立派に咲くようになった時には、見せたかった夫が逝ってから1373日も過ぎていました。
 私には、はっきりと夫の声が聞こえます。
「俺が見たい庭は、お前に見せたい庭だから、
 この庭、ちゃんと見てくれよ。」と。
 季節ごとに咲いてくれる花々が、今は彼の遺影の前を飾ります。
「今朝、真っ白なクチナシの花が咲

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大暑・猛暑日・鰻の日

大暑・猛暑日・鰻の日

 今月は、「感じなくても疲れが溜まる。疲れたと思ったら直ぐ休む。熱中症や食中毒に注意!」お暦に載っていた。
 真愛だけではなく、熱中症・食中毒・コロナ感染には、十分注意しなければならない7月である。
 思い込みの真愛は、暗示に罹りやすい。
「疲れが溜まったと感じたら休む!」この言葉はとても都合がいい。
 草取りをしていても、10分もやっていないのに
「休もう!」
とOS1を飲みに日陰の玄関に入り、

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小暑 七夕 何食べる?

小暑 七夕 何食べる?

 小さい暑さって書いて小暑(しょうしょ)は、二十四節気の第11番目。
 六月節(旧暦5月後半から6月前半)。
 現在広まっている定気法では太陽黄経が105度のときで7月7日ごろ。
 暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とするそうだ。
 恒気法では冬至から13/24年(約197.84日)後で7月7日ごろ。期間としての意味もあり、この日から、次の節気の大暑前日までだそうだ。

 たしか↑この花

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七夕まつり

七夕まつり

 我が家の玄関のディスプレイは、梅雨明けになり、紫陽花から「金魚鉢・七夕飾り・蓮・建水を見ているニャンコちゃん」になった。
 小物ばかりを並べているので、笹飾りもとても小さい。短冊などは長さ1cmしかない。
 この笹飾りを作っている時に
「お前は器用だな。でっかい身体で
 ピンセットで七夕飾りを作るなんて。
 米にでも絵を描いてみるか?」
と厚洋さんが笑いながら言った。
 素直に「上手だな。」って

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