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チャーちゃん ありがとう

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厚洋さんが亡くなった後、ずっと真愛を支えてくれていた愛猫チャーちゃん。「チャーちゃんの為に生きなくっちゃ。」と思ったのに。真愛の目の手術の前にも逝ってしまった。「安心して入院して…
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2021年5月の記事一覧

ニャンコの喘息

ニャンコの喘息

 今月で10歳になったはにゃんこの具合が悪そうなのだ。厚洋さんがメールアドレスに入れるほど可愛がっていたチャーちゃんの呼吸が荒い。
 我が家に来てから一年だったあたりで、
“ケホッケホッ”と咳をした。
 厚洋さんと一緒に寝たあとでするので、
「あなたのタバコのせいです。
 チャーちゃんが喘息になったら可哀想。 
 きっとあなたの副流煙のせい!」
と、文句を言った事がある。
「猫が肺がんになんかなる

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癖をつける

癖をつける

 今日は、雨。
 一日中、折り紙をしていた。
 幼稚園の子か、はたまた介護ホームのおばあちゃんみたいな書き出しだが、後者に近いかもしれない。
 雨が降って畑の草取りもできず、仕方がないので、国際交流協会の入口掲示板に貼る6月の花の準備をいていたのだ。
 6月の花といえば、「紫陽花」。
 100均で造花を買ってきて貼り付ければ良いのだが、「手作り」にこだわっている真愛は、折り紙で「紫陽花」を作る事に

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文の神様が降りて来た

文の神様が降りて来た

 「言葉の神様が降りて来た」
昔。見たドラマで鈴木京香さんがいうセリフだ。確か「未解決の女」というドラマだ。
 事件を言葉の解読によって解決するドラマだった。
 とても好きで欠かさず見ていた。

 それと同じように、真愛にも
「文の神様が降りて来た」
と思える瞬間がある。
 自分の中の言葉が何かの力によって、紡がれていくのだ。感動的な表現がスラスラ出てくる。ストーリーも考えもしなかったし、読みもし

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