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【僕の2年間】圧倒的に"不幸な人が多い"日本酒業界をなんとかしたい。

今日も note から始まる一日を!
おはようございます!あずまです。
Z世代の日本酒業界への挑戦」というタイトルで日々発信しています。
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かなり衝撃的なタイトルになってしまいましたが、今日は「圧倒的に不幸な人が多い "日本酒業界"」というテーマで書いていきたいと思います。この2年間を振り返って、真面目に向き合いながら書いてみましたので、多くの方に読んでいただけると嬉しいです。

私自身が現職を通じて色々な酒蔵と接して感じたこと、また昨年の半年間の酒蔵での蔵人経験を踏まえて、実態とともに書いていきたいと思います。

これは日本人ならば必ず知っておいてほしい実態です。

「ただ単に居酒屋で日本酒を楽しむ一人の消費者として」ではなく、「この問題を少しでも自分ごとと捉えて真剣に向き合ってくれるような人」が一人でも増えれば嬉しいです。

ですが少々リアルな情報をお出しする関係で、申し訳ありませんが、記事は読む人を選ぶ目的で、有料とさせてください。

(1) 「圧倒的に不幸」であると考える理由

❶原価率の問題

いきなり結論チックになってしまいますが、原価率の問題がすべての根元になっているように思います。日本酒って実は原価率が高すぎるんですよね。

参考までにHINEMOSの酒井さんが以前載せてくださった日本酒の原価構造を僕なりにアレンジしてみました。

少し分かりにくいですが、これが従来の日本酒のおおよその原価構造です。

詳しくは酒井さんの記事をご覧ください↓↓

この従来の表から考えると、日本酒の原価は蔵元売上(つまり出荷額から税金を引いた金額)の70%を占めているんです。

各社ともに値上げに移行しつつあるものの、おそらく今は原料高騰と光熱費の値上げ等により、もう少し原価率は高くなっているのでは?と予測しています。

こんな原価構造で儲かるとは一切思えません。大手の飲料メーカー(代表例で言うとコカ•コーラさん)の原価率とは比べものになりません。スケールメリットが物理的にできないと言うのも大きな問題の一つです。

酒蔵は、原価を除いた粗利30%から全ての経費(醸造機械代や販管費など)を支払っていかなければなりません。

私が聞いた話によりますが、売れば売るだけ赤字・・・みたいな商品設計のお酒も実際にあるそうです。「客寄せパンダのように戦略的に」ではなく、「計算して価格つけて売ったら知らない間に赤字だった・・・」みたいなパターンです。笑

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