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オードリー若林さんを想う

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オードリー若林さんについて綴ったnoteの纏めです
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#しくじり先生

コンテンツ展開の戦略性とオードリー若林さんの活用に見るテレビ各局の隆盛の見通しとは?

YouTubeで今1番面白い番組の切り抜きは何か? ダウンタウン後の覇権を取らんとする千鳥の『チャンスの時間』 大悟さんの指示通りにノブさんが楽屋挨拶に対応する『ノブの好感度を下げよう』や、 ツッコミ芸人が躍動する『バーニングツッコミ』など、傑作企画が多数 「ホンマにおもろいな〜」というホットな余韻を残しつつ、動画の最後に千鳥から ・番組をフルで見られるのはABEMAであること ・プレミア会員なら過去の配信も見られること がしっかりと宣伝され、リンクが案内される。

深堀型スタジオゲストトークを覇するオードリー若林さんの3種の神器と自らに課した制約と誓約とは?

続けざまに2つの番組が同じ方向に企画を切り替えた。 向かった先は、若林さんが主戦場とする「深堀型スタジオゲストトーク」の舞台だ。 方向を切り替えたのは「櫻井・有吉 THE夜会」と林修先生の「日曜の初耳学」。 「櫻井・有吉 THE夜会」は”夜会ハウス”と呼ばれる一軒家にゲストを招いてのトーク形式に切り替え、「日曜の初耳学」は"インタビュアー林修”という林先生によるゲストへのインタビュートークをコーナーに設けた。 「深堀型スタジオゲストトーク」はTVショーの1つの花形であ

オードリー若林さんの『おもしろい』の正体とは?

『おもしろい』とは何なのか? 「おもしろい番組」 「おもしろい企画」 「おもしろい話」 幸運にも世の中には『おもしろい』コンテンツが溢れているが、人それぞれ、その時々で『おもしろい』に込められる意味合いは異なる。 同じバラエティでも 『カメラが捉えた衝撃の瞬間25選』と 「オードリーのトーク番組」の『おもしろい』 は異なるし、 同じオードリーのトーク番組でも 『あちこちオードリー』と『オールナイトニッポン』の『おもしろい』も異なる。 今回は、コンテンツの『おもしろい

オードリー若林さんの躍動する舞台を裏方で支える制作会社の情熱

先週の日曜日のお昼の時間にオードリー出演の特番が放送された。その名も「漫才JAPAN」。 何ともインパクトの強い番組名だが、MCのオードリーと霜降り明星が漫才の番組をやるんだな、ということが分かるシンプルでナイスな名前だ。 この特別番組の裏側を覗いていく中で、バラエティ番組を裏で支える制作会社さんのクリエイティブにかける熱量を感じることができた。 今回は、若林さんが躍動する舞台を「制作」の角度から紐解いてみたい。 1. 漫才ジャパン〈出演者〉 MC:オードリー・霜降り

オードリー若林さんの出演番組ポートフォリオの最適化と事務所との折り合い

人に与えられた時間は等しく、イーロン・マスクも僕も同じ1日24時間だ(何という平等)。 その限られた時間は得意とする分野に割り当てて欲しい!と、本人の想いや事情を無視して外野は無責任に期待する。 マイケル・ジョーダンには野球を挟まずバスケを続けて欲しかったし、橋下徹さんには政治評論家としてではなく政治家として暴れて欲しいし、若林さんには独自色が出せない番組からは降りて欲しい。 若林さんの余力を捻出するには若林さんはとにかくレギュラーが多すぎて、若林さんにしか創り出せない

オードリー若林さんも乱舞したM-1グランプリという壮大な芸人ドキュメンタリーと劇場の支配人

今年もM-1グランプリという壮大な芸人ドキュメンタリーの幕が下りた。 優勝したマジカルラブリーのファーストラウンドの得点は649点。 そう、2008年に敗者復活を勝ち上がりトップで最終決戦に進んだオードリーのファーストラウンドの得点と同じ649点だ。 マジカルラブリーの649点の内訳は 上沼さん  94 松本さん  93 礼ニさん  96 志らくさん 90 塙さん   94 富澤さん  94 巨人さん  88 オードリーの649点の内訳は 紳助さん  89 松本さん  

2周目に入った「あちこちオードリー」と大人達がオードリー若林さんに抱く思惑

今週の「あちこちオードリー」、ゲストはCreepy Nuts、前回の出演から約1年振り2回目の登場だ。 この1年でテレビの出演が増え、テレビに対する考え方や所作が変わってきた事を中心に話が盛り上がる(来週も楽しみだ◎)。 「あちこちオードリー」もレギュラー化して1年と4ヶ月が過ぎ、2周目のゲストを迎え、いよいよフォルムが固まってきた。 ゲストにとっては、普段のテレビでは言えない本音やメディアでの発言の裏に隠されている思惑などを語れる場となっており、 ゲストの違う一面や

盛り上がりを見せる音声市場とオードリー若林さんが求められるコンテンツ提供モデル

音声SNSのClubhouseが注目されている(自分はまだアプリも入れてないですが)。コロナ禍の巣篭もり需要を含め、動画市場に並び音声市場も更なる盛り上がりを見せているようだ。 音声市場におけるコンテンツの王様は長きにわたり音楽であり、最もビジネス面での変革が早いと言われる音楽市場は既にAmazon, Appleの巨人に加え、Spotifyなどの新興勢力によるサブスクリプションプラットフォームが市場を占拠している。 音楽以外の音声コンテンツに目を向けると、YouTubeの

オードリー若林さんの誰も傷つけない突っ込み

オードリー若林さんの誰も傷つけない突っ込みに、新時代のMC像を見た。 今回の舞台は『あちこちオードリー』、ゲストは岡田結実さんとニューヨークの屋敷さん、嶋佐さん。 岡田結実さんが、菊地亜美さんのようにバラエティ番組でMCの懐に入っていきたいという思いが話題に。バカに見られるわけでもなく、芸人の父親の存在もあり、扱いが難しいキャラになっていることがもどかしいという悩み。 自分たちも同じ悩みを抱えていると共感するニューヨークさん。屋敷さんが嶋佐さんに「バカに見えてるよ」と振