【オススメの本】『聴くだけうつぬけ』を読んで
はい、どうも綾瀬です。
「死にたいくらいしんどい」「薬を飲むのもつらい」「身体が思うように動かない」。そんな苦しい時を生きている誰か、苦しい時が来るかもしれない未来の自分にオススメしたいのが『聴くだけうつぬけ』。
心理カウンセラー・音楽療法家の橋本翔太さんが書いた本のオススメポイント①は「読みやすい」。150ページほどしかなく、1ページあたりの文字数も多くなく、イラストでの説明もあります。
オススメポイント②は「共感できる」。冒頭に「うつ、心の不調からの回復において、私はずいぶん遠回りをしました」とあります。当事者として試行錯誤してきた人の言葉には重みがあります。
オススメポイント③は「簡単」。付属CD(音源はメルマガ登録でも入手可)に収められたピアノセラピーを「聞き流すだけで」うつをやわらげることができるとのこと。私的には瞑想の音声ガイドよりずっと心地よいです。
オススメポイント④は「現実的」。橋本さんは音楽を聴くだけで何もかも解決するとは言っておらず、うつの治療には投薬・栄養学・音楽療法・運動・カウンセリングなどの多角的なアプローチが必要と説いています。
オススメポイント⑤は「食べ物にも注目している」。「たんぱく質を増やそう」「糖質は減らそう」「おなかと心の調子は関係している」などはありふれた提言ではありますが、忘れがち。私的には食事の順番が目からウロコ。
死にたい気持ちを否定せず、なぜそう思うようになるのかのメカニズムも紹介するなど、全体的にしんどい人の気持ちに寄り添った内容で、何よりさらっと読めます。
私は今まで「うつ」とか「パニック」とかそういう言葉がタイトルに入った本を何十冊と読んできましたが、読みやすさや納得感は『聴くだけうつぬけ』が断トツ。橋本さんから一円ももらっていませんが、オススメです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。したっけ、またぁ。
(最終編集日: 2022年9月10日)