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ALOHADESIGN JOBS

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#コラム

今年こそはきっと。

いよいよ年の瀬ですね。 本格的に寒さも厳しくなってきましたし、街はクリスマスでキラキラの有頂天です。 今年はみなさんにとってどんな一年だったでしょうか? **** 思えば一年前。 来年(今年)こそは○○○したい! とか 来年こそは○○○でありますように。。。 とか いろんな想いを抱きながら、2022年のお正月を迎えてたと思うのです。 果たして、今年の皆さんの想いは叶ったのでしょうか。w 何かしら進展なりの変化を感じた人も 何にも果たせなかった人も 何かしら後退してしま

惟う。に込めたこと。

惟う。《おもう》 ** 「おもう」という言葉には様々な漢字が充てられています。 ということは、同じ「おもう」でも、微妙に意味合いや背景は違うのだということですよね。 今回取り上げた、この「惟う」という漢字の「おもう」には、 「信念または見解として覚えておく、または伝える」 「期待する、信じるまたは 看做する」 「何かを確信する」 などの意味があります。 なので今回の英訳は「believe」とし、今の時期、この時代を生きる僕らには大切な言葉なのではないかと選ばせていただ

赦す。

赦す。 「ゆるす」と読みます。 同じような意味でも「許す」とは使い分けられる言葉です。 本家の「許す」とは、相手の願いや申し出を受け入れたり認めることです。 一方この「赦す」は、「罪や過ちを責めない」という時に使われます。 「義務を免除する」という意味もあります。 「許」という漢字には「認める」という意味がありますから、許可を出したり認める場合に使用されるのが「許す」ということですね。 「赦す」は、「罪を犯した相手を罰しない」という意味で使用され、この「罪を責めない・咎め

ひとりぽっちの効用

デザイナーの仕事現場とは孤独なモノです。 会社のデザイン部署で、他のデザイナーとデスクを並べて仕事をしていたらそうでもない時もあると思いますが、基本的に作業に集中している時は孤独なんですね。 頭の中に浮かんだレイアウトやフォントイメージを具現化してゆく作業は、コピペを繰り返して済むようなオートマチックな単純作業ではありません。 それはスキルというよりも、感性やセンスに近い能力が司る、パーソナルなクリエイトなので、対話や相談はすべて自問自答の中で展開されてゆくのです。 孤独

帆を張り船を出す

伝えられることなど何もない4年前にこのnoteのアカウントは取っててね。 そのうちの3年間一度も1行も書かずに、昨年の3月から書き始めたらいきなり3周年おめでとうをもらって。笑 で、心ひそかにずっと書くことをチャレンジしてきて。 正直、1ヶ月間書き続けるなんて多分無理だろうと思ってました。 僕はデザイナーだし、文章を書くことに対してそんなに大きな渇望はなかったんです。 いやむしろ、「書けたらいいな」さえも思っていませんでしたから。笑 でも、辞めていたブログのようなものを再開

STAY SALTY vol.2  アップしました!

今そこに立っている人が、どういう想いでそこに至ったか。 どういう想いで今を生きて、これからのことについてどんな想いを馳せているのか。 コロナで大きな岐路を迎えた世の中において、今できることを語る言葉で作られるWEBマガジンの第2弾を無事アップすることができました。 不安と焦り、コロナの不都合などで沈む人たちが、新鮮な新しいことへ想いを寄せるいい機会に出来たらいいなと思い始めたプロジェクトですが、そこに立つ人々の「願いのような想い」に触れて触発し合う輪が広がってくれればい

100%クリエイティブ

手を抜くというわけではないんです。 でも「決定権が僕にはない仕事」というか、「決定権のある人の意向に沿ってチョイスできるものを提示してあげる」という仕事の場合には、生み出すクリエイティビティの引き出しは、完全に僕に決定権があって、僕がよしとするものが100%使われる、という仕事とは自ずと違うものになります。。 これは、手を抜く、ということではないんです。笑 。 なんども言いますがね。 つまり、どういう事かというと、僕がよしとするものは完全にいいものになるということを僕は知

大切なもの

今月1日に、フリーのWEBマガジンを創刊しました。 そのコンセプトは、コロナの影響でこれからの世の中の行末に不安を抱えてる多くの人に向けて、とても魅力に溢れる活動をされてる人たちの「願いのような想い」を知ってもらおうというものでした。 さらに、今活動を禁じられてるクリエイターやパフォーマーがお互いの想いに触れ合えば、お互いに触発しあう輪が広がってゆくのではないか。 そんな想いも込めていました。 でも、何よりも強く思ったのは、 これから何かを始めよう 始めたい 変わりたい そ

国をイメージしてデザインする

ビジュアル語学本のシリーズをデザインした時のこと。 このシリーズは単発制作なんですが、全体的にゆるゆるとシリーズ的に制作・刊行していた語学ハンドブックでした。 僕以外のデザイナーもシリーズでは色々関わっておられましたけど、基本的に一冊一デザイナーで全ページをデザインするお仕事。 残念ながらフランス語に限っては僕は担当させてもらえなかったのですが、イタリア語、スペイン語、ドイツ語、スウェーデン語、広東語など、担当言語も多国に渡り、内容も「街歩き用」「バル用」「トーク用」などシー

デザイン+αを楽しむ

以前、空港の広報用フリーペーパーを作ってたことがありました。 毎号巻頭の特集では、空港内の施設のオススメの商品をテーマを持って紹介したり、空港の見所スポットなどを紹介したり、読み物としても楽しめるフリーペーパーでした。 その冊子をリニューアルしようという話が持ち上がり、それならばと、そのリニューアル時にまったくそれまでとは違う表紙を提案してみたら、上手く採用になったのです。 これがその時のデザインです。 まあ何の変哲もないデザインっちゃあデザインなんですけども。笑 でも、

New WEBマガジン! STAY SALTY 創刊!

魅力的な人々の「願いのような想い」を知りたい** 新型コロナウイルスの世界的な流行の余波で、未だ人々の活動の範囲は抑制され限定されています。 外出自粛要請や店舗や施設の営業自粛要請などで、日頃普通に楽しんでいたことが出来ない期間も長期に及びました。 クリエイターやパフォーマーたちもそれは同じで、活動の場や活動の機会を失っています。 それでも、その環境下においても、可能な限り魅力的な活動を継続されている人々もいますし、今は活動を自粛されていても、とても素敵で魅力に溢れる活動を

絵本のデザイン

この自粛リモート期間でALOHADESIGNのホームページをコツコツと充実させてました。 最初に開設した一年前は、最低限わかってもらいたいというような仕事の掲載から始めて、ちょっとずつ進化させてきて、この自粛期間までには結構立派なホームページになってたのですが、この自粛期間を受けて、さらに付け加えたいなと思ってたページやもっと載せたいなと思ってた仕事の追加など、コツコツとやってかなり充実してきましたよ。笑 追加作品はまた機会を作って紹介したいと思いますが、今回やっと追加でき

デザイン100本ノック

恋愛寫眞のビジュアルワークもう時効だから話すけど。笑 僕が昔、『恋愛寫眞 - Collage of Our Life -』という映画のビジュアルをやらせてもらった時のことです。 映画のライターをやってる知人から、今度の堤監督の新作の映画のビジュアルをやってみないかと紹介をいただいて、ポートフォリオを見ていただいたら気に入ってくれたらしく、いきなりティザーのビジュアルを作らせてもらうことになったんですね。 まだ映画が作られる前の告知用のビジュアルをティザーというんですが、その時

タブロイド判が好き

多くの雑誌などで使われるA4や、取説や商業施設の小型リーフレットなどによく使われるB5など、印刷物には様々な大きさがありますが、その中でも大判のタブロイドという読み物のサイズがあります。 まあ、言ってみれば新聞サイズの読み物ですね。 僕はこのタブロイドの大きさが好きで、リニューアルなどの時に、許されるならば積極的にこのサイズで提案したりします。 しかも元々縁もあるのか、タブロイド誌のリニューアルに呼ばれたりすることもあるんですね。 あらゆるサイズや形態の媒体をデザインしてき