かけがえのない経験
ザ・ノンフィクション・偏差値じゃない〜奇跡の高校将棋部
もっと早く出会いたかった漫画みたいな奇跡の物語
全国の高校生将棋大会で、灘高、麻布高校などエリート進学校を打ち負かしてきた私立岩手高校「囲碁将棋部」
高校時代の最後を締める全日本学生選手権で京都大学を相手に、彼らはついに奇跡を起こす
絶望的な状況から、京都大学を含む3大学に全て5-0のストレート勝ちする奇跡もそうだけどある一人の物語に胸を抉られた。
勉強もスポーツも苦手だった細井克哉君の県予選の快進撃
彼は何も出来ない人間に見られていると自分を客観視出来る。
彼は雲の上の中川君を素直に嫉妬していると言葉にできる。
老成した口ぶりは17年という短い人生の中で幾多の葛藤を人よりたくさん経験し、悟ってるからこそだ。
先生の言う「苦労人」っていうのは持たざる者への最大限の敬意なんだ。
勝負の世界に身を置いて、2軍が定位置になると浮上するのは至難の業だか殻を破り、結果を出し、団体戦の大将を任される。
勝負に勝ち、喜びを噛み締めるこの画像の瞬間を自分はこれからの人生で体験する事はあるのだろうか?
人生の豊かさは胸を熱くした思い出や涙に暮れた切なさの数で決まるはず
自分が仲間と共感したこの感情を懐かしむように確かめ合いたいなぁと思う今日この頃。