[人事のプロの感想]Amazonオーディオブック Audible
昨年11月から2ヶ月のトライアル期間として、通常料金よりも安く利用することができたので、Amazonオーディオブック Audibleを使ってみました。
私は日頃、本を読む習慣があるかというと、正直なところ全くないです。言い訳をすると、本を読むための時間を確保することが難しく、読みたいと思っても他のことを優先してしまい、実際のところ読めていません。しかし、ビジネスパーソンとしては、毎月数冊くらいは読まないいけないという思いもあります。
そこで、「ながら読み」ができる、このAudibleは、私にとって、とても魅力的でした。
「まっ、2ヶ月やってみて、ダメなら解約しよう」という気持ちで、まさにトライアルな気持ちで登録してみました。
私がまず読んだ本は「学びを結果に変えるアウトプット大全」という本になります。こちらはKindleでも購入していましたが、まだ読めていない本でした。
早速、ながら読みということで、夜に散歩をしているときに実践してみました。最初の感想は「確かに、これは良い!」でした。
朗読してくれている方の声が聞きやすく、頭にスッと入ってくる感じがしました。文字で読まないと内容が頭に入ってこないかなっと思っていたので、意外でした。この本は結構細かくチャプターも分かれていることから、もう一度聞きたいところを、簡単に指定することもできて、私のAudibleデビューはポジティブな印象でした。
2冊目は、世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?経営における「アート」と「サイエンス」を読みました。こちらの本も内容はとても面白く、Audibleのレビューとは別にして、オススメの一冊です。
さて、結果的に、この2ヶ月で私が読めた本はこの2冊だけでした。そして、最終的な結論としては、トライアル期間をもってAudibleを解約することにしました。
解約する理由は2点あります。
1点目
散歩やジョギングのような、ある意味で、何も考えず体だけを動かすことと並行してAudibleを聴く分は全く問題ないと思いますが、料理やドライブなど、ちょっとでも頭を使うことと並行して使う時には、本の内容を理解することは難しく、「ながら読み」として両立することはできないと私は思いました。
2点目
本を読む(聴く)スピード(時間)です。Audibleでは、1冊にかかる本の時間が予めわかります。これは大変有難く、恐らくAudibleをフルで活用する方にとっては、毎月読む本を決める時に、スケジュールを組みやすいと思います。一方で、紙とは異なり自分のスピードで読むことはできません。もちろん、音声を一倍速から二倍速まで変更することは可能ですが、それは都度画面をタップしなければなりませんし、二倍速で聴く場合、かなり集中力を要するのではないかと思います。
その点、紙の本の場合は、自分の思いのままに、「このページはサッと読む、このページはじっくり読む」といった緩急を思いのままにつけることができるため、トータルの読書時間が同じであっても、中身にグラデーションをつけられる分、自分で読んだ方が良いのではないかと思いました。
また、先ほど書いたとおり、Audibleの場合、一倍速でのトータルの読書時間は決まっています。しかしながら、自分で読む場合は、トータルの読書時間は決まっていません。そのため、場合によっては、Audibleよりも短い時間で読了することも可能になります。
私は、2ヶ月で2冊という結果でしたので、これだと正規料金では元を取れない計算になります。そのため解約することに至りました。しかし、これは現在の私のライフスタイルに合っていなかっただけで、Audibleのサービスそのものは素晴らしいと思っています。
そのため、もしAudibleを気になっている方がいらっしゃれば、是非一度ご自身でで試してみるのが良いのではないかと思います。