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1006 依存しないこと

こんにちは!
(一社)全日本ミニマリスト協会です。

【依存しないこと】

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学生の頃は自分のクラスが世界の全てだと思い、
小学校の時にほんの少しだけイジめられたり仲間外れにされたら人生の終わりだと思ってしまうのは仕方ないことかもしれません。

だからイジめが大きな問題になるのはよくあることです。

しかし、中学になり他の小学校と統合されて生徒数がグンと多くなって、付き合う人も多くなり、様々な性格や考え方を持った人と付き合うことになり、高校ではさらに広がり、社会人になってもっと広がる。

大人になればなるほどに視野は広がり、必要な人間関係も、不要な人間関係も見えてきます。

繋がりが増えていく、どんどん広がっていく、持つ物も持てるスキルも持てる考え方もどんどん増えていく。
だからこそ、いかに不要を捨てて、「自分は自分」という考え方の軸を維持できるかが大切になってきます。

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僕は消防士という仕事を捨てて、起業してやりたいことをやっています。
もちろんすぐにすぐは軌道には乗らないし、消防時代の年収をすぐに超えることは厳しいですが、ある意味では消防士という仕事への依存を捨てたとも言えます。

話せば長いので割愛しますが、僕は公務員という仕事に依存していると将来は厳しいと考えました。
さらに僕がやりたいこと、できること、強みや目標などがあることも考えて、早めに実行に移すことで後悔も少なくなると考えたからです。

今でも消防士は大好きで、たまに現場に行きたくなってうずきますが、
辞めてよかったと思っていますし、これからどんな未来が待っているのかを考えたらワクワクしかしません。

物も人間関係も同じで、依存してしまうと自分を縛ることになります。

ある意味では、冷たい側面を持っていて、一定の距離を保つと言いますか。
その距離感が時に自分を守ります。

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ひとつの場所、ひとつの物、ひとりの人に依存してしまうとそれが無くなったり切れたりした瞬間にメンタルが落ちます。
そうなるよりかは、心の距離を保っておく。

依存せずに自分の心がほどよい場所に留まる程度の距離感が大事です。

この世にこれしかない!と思える物なんてほぼありません。
家系として代々受け継がれた物はあるかもしれないし、歴史的に大事な物はあるかもしれませんが、そんな物はおそらくごくありふれた一般家庭にはないでしょう。
僕はそんな物はもっていないし、むしろそんな大事な物ならば僕はそんな器に該当しないのでお断りです。

自分しか持てない物なんかこの世にはないので、
自分が持っている物は誰かが持っているし、誰かが持っている物も自分は持っています。

かといって物を適当に扱うわけではなくて、
生きるために必要だから、どうせなら自分が大好きな物を持ったり使ったりしたほうが心が豊かになるというお話です。

人間関係も一緒で、一生大切にしたい人もごく限られた人数なはず。
そんな人はどんなことがあっても乗り越えられると信じているし、人生で付き合っていきたいから付き合い方も適当な付き合い方はしないはずです。

関係を壊さないように、関係が続くように、お互いがお互いを大事にできるような付き合い方をするでしょう。
つまり、そのステージに乗っていない人はそこまで依存する必要がないということです。
だから、ふとしたことで関係が切れたりしても、そこまで落ち込む必要はないし、去る者は追わずが一番楽な姿勢です。

僕は来るものは拒まずという姿勢ではなく、来る人も選んでますが、
去る者は追わずでそこまで深く考えていません。

去る者は去ればいいし、僕はそれを引き留める立ち位置にはいません。
中には僕の性格を知らずに、去るから引き留めてくれというサインを送ってくる人もいますが、僕はそんなサインをすぐに見極めるで、そのまま引き留めることなく去らせたりします。

そのほうが僕の人生は楽になるからです。

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このように、ミニマリズムとは「いかに自分を楽にするか」という考え方があり、この価値観は自分軸に繋がってきます。

人に依存して、その人がいなくなったときに凹むくらいならば、最初から依存しないほうがいい。
物も同じで、その物に依存してその物が無くなったり壊れたりした時に凹むならば、そんな物は持たないほうがいい。

でも、その分持つものは大事に使って、使い切って壊れたりしたときに凹むのではなく、「ここまで使わせてくれてありがとう」の思いがあったほうが、きっと物もしあわせではないでしょうか。

物の本質は、使うことです。
使いもしないのにもったいないとか、もう手に入らないからと言って使わずにいるのは、持っていなくても同じです。

自分の持っている物に価値があるなんていうのは幻想です。
投資目的で持っている絵画や時計などは別ですが、ここではその話は割愛します。

物も人も、依存しないこと。
さらには、依存させないこと。

流浪のような生き方が結局は一番楽で、
思考を固定させず、フットワークを軽くし、
来たら受けて、そのまま受け流す川の流れのような思考を身に着ければ、
多くのことは大した問題ではないことに気付けます。

何かに依存していませんか?

もし気付いていないならば僕はその依存を解くことができます。
お悩みならば、是非ご相談ください。

心と思考を整えるセッションをやりましょう。

依存しない生き方こそ、自分が楽になれますよ。

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