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生きやすくなるために意識していたコトは、「嫌われる勇気」が既に教えてくれていた
ベストセラー「嫌われる勇気」を初めて読み、今まで自分が考えてきたことは間違っていなかったんだなと思わされた。読書は新しいことを学ぶこともできるし、今まで自分がやってきたことへの確認作業にもなるのが良いところ。
どのタイミングから「このポイントを意識しよう」と思ったのかは覚えていないが、部分的にアドラーの教えが自分の中に浸透していたのは驚いた。
事実と解釈を分けよう
「あの人に嫌われてるかもしれない」「こんなことがあったらどうしよう」と不安になるのは分かるが、果たして本当に悪口を言われたりマイナスな出来事が起こったりしているのだろうか。
僕は昔から不安に思う気持ちが強く、「こんなことがあったらどうしよう」とまだ起こってもない出来事に対して心配していた。
定期的に襲われる不安の波に嫌気が差していた大学時代、何かの本で「事実と解釈を分けよう」という考え方に触れ、そこからかなり楽になったのを覚えている。
実際に起きている事実は何で、自分の解釈はどの部分か。事実は変えられなくても解釈は変えられる。事実と解釈を分ける癖をつけるだけでかなり楽になるはず。
課題の分離
「嫌われる勇気」で一番の肝になる部分。目の前にある事象は「自分の課題」なのか「相手の課題」なのか。
例えば、noteを書くのは自分の課題だが、noteを読んで面白いと思ってもらえるかどうかは相手の課題である。
自分がやれることは「自分の信じる最善の道」を選び続けることしかなく、他者の課題には介入せず、自分の課題には誰一人として介入させない姿勢を貫くのが大事、とアドラーは教えている。
課題の分離を意識し始めたことで、自分がやるべきことが明確に見えるようになってきた。自分がやるべきことはやりつつ、他者の課題には介入しない。「自分の課題」と「他者の課題」を分けるところからスタートしたい。
「変えられること」に集中しよう
世の中には「自分が変えられること」と「自分では変えられないこと」の2種類がある。
事実と解釈を分けるのも課題の分離を行うのも、「自分が変えられること」を明確にするためだと思う。
過去にもこんなnoteを書いたことがある。
人間関係や仕事、恋愛など「どうしたらいいか全く分からない」と悩むことは誰しもあると思う。僕もめちゃくちゃある。そういう時に限って、“自分ではどうしようもないこと”で悩むことが多い。
対照的に、悩みが少ない人や悩みの沼が浅い人は、“自分でコントロールできる範囲”、変数の部分に集中している。
僕たちが今すぐやるべきなのは、定数か変数かを見極めること。定数に関しては「自分にはどうしようもない」ときっぱり諦め、変数については「自分ができることからやっていこう」と、できることに集中する。
「自分が変えられることなのかどうか」を考えるようになったことで、かなり悩みは減った気がする。
まずは「分ける」こと。小さな一歩が悩みを減らすかもしれない。
「今」に集中しよう
アドラーは「未来とか過去があるのも“今”の積み重ね。とにかく”今”に集中しなさい」と繰り返し説いている。
「今しかない」と分かっていても過去のことを考えてしまうし、ボーッと未来のことも考えてしまうのが難しいところ。だからこそ、身体に染みつくまで意識しないと。
とにかく「今」に集中し、今やるべきことを一生懸命やる。物事はシンプルに考えれば道は拓ける。
難しく考えすぎず、今を一生懸命生きるようにしたい。
💡おまけ
ちゃんと学びがあって読み応えもあり、「さすがベストセラーだな」と思いました。ドラマも本も「流行っているものは流行るだけの理由がある」というのも痛感させられています。
ちなみに、「嫌われる勇気」だけでなく「幸せになる勇気」も買いました。あわせて読みたいと思います。
※YouTubeで「嫌われる勇気」と検索すると解説動画がたくさんあるので、動画を見て興味が出たら本を手に取るぐらいで良いかと。
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