『悲熊』
ある日、森の中で、女の子に出会った。
どんな獣がいるか分からない。忠告しよう。
「お嬢さん。お逃げなさい。無防備すぎる」
「あら、くまさん。大丈夫よ、まだ昼間だし」
「油断しちゃダメだよ。銃も持っていないし」
「しつこいな。もしかして、あんたが襲うの?」
「いや、僕は良かれと思って…」この子、強い。
「テンション下がるわー。もう、帰る!」
あっ、白い貝殻の小さなイヤリングが落ちた…!
拾って追いかけたら、また怒られるのかな…。
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