◆本の紹介あり◆内向型をのびのび生きる
みなさんこんにちは。
内向型、外向型という言葉は、mbti診断などの影響もあり、広く認知されるようになりましたね。
ですが、同時にネットを検索すると目にする言葉が、内向型が外向型になるには といったものです。
内向型であることはまだまだ肯定的には受け止められていないようですね。
とは言うわたしも、内向型であることを行け入れられず(その頃は内向型と言う言葉は知りませんでしたが)、
外向型として振る舞おうとしてきました。
子どもの頃は、1人で本を読むのが好きでした。
学生時代になると、外向型の兄弟に憧れ、外向型のような振る舞いをしようと、無理をしていました。
その頃は、内向型、外向型という言葉を知らず、とにかく明るく友人を増やしてワイワイするという感じで外では振る舞い、
家に帰れば、ぐったりの毎日。
さらに英語を学んでいると、どうしてもぶつかる壁がコミュニケーションです。
留学先で、パーティーに行くと、知らない人たちとひたすら当たり障りのない会話を続ける。
気の利いたことは言えないし、英語力も限られるし、緊張で頭はパニック&真っ白。
数分後に、気まずい雰囲気になり、お互い苦笑いで会話を終える。
まさに地獄でした。
パーティーから帰ると、自分の英語力の無さに対する反省会。
カラダは、ぐったり。
自分は英語下手だから、コミュニケーションできないとかなり悩みました。
(先日同じ内向型の知人と、そもそも日本語でも話すの苦手だよね。と盛り上がりました。)
英語力だけの問題ではなかった。
このことに気がつくのにずいぶん時間がかかりました。
(事実、緊張すると情緒フィルターという、心理フィルターが上がり、アウトプットを阻害すると言われています。おそらく内向型はこれが顕著)
仕事を始めれば、たくさんの情報にさらされクタクタの毎日。
休日は、動けない。
同僚が平気でこなせている中、私だけがなぜこんなにクタクタになるのだろう。
普通ができないことに対して、羞恥心を感じる日々でした。
そんな風に、十分なほど自尊心を失っている時に出会ったのが、今回紹介する本です。
わたしが内向型として生きていくことをずいぶん楽にしてくれました。
内向型を強みにする おとなしい人が活躍するためのガイド
マーティ・O・レイニー 著
表紙にほっこりするイラストが描かれており、まずカワイイですね。
第一部の見出し 陸に打ち上げられた魚
自分の心情を表現する時、この言葉がどうもしっくりきます。
本の中で特に、私が印象的だったのは以下の点です。
みなさんも心当たりがありませんか?
上に書いた内容から私が至った答えは、
①気質を受け入れる
わたしが怠け者だから、休息が多く必要なわけではない。
外向型の世界で生きるのだから、疲れて当然。
自分が持つ内向型と言う気質は、努力でどうこう変えられない。
変に変えようと頑張るのではなく、自分の気質を受け入れよう
と言ういい意味での諦めでした。
②しっかり1人になり充電する(ペースの設定)
休息の時間を十分にとっていいと、自分に許可できたことが心を本当に軽くしてくれました。
内向型の方の中には、私のように休息をそることに対して、罪悪感を感じている方も多いと思います。
休んで大丈夫。
むしろ休まないと本来の良さは発揮できないのだから。
注意したいのは、内向型だから、人と会うと言った外交的な活動が必ずしも苦手ということではないと言うこと。
本にもありますが、内向型が外交性を発揮する瞬間はある。(理由はわかっていないそうです。)
パーティなどを楽しむ自分はいると言うことです。
また、外の刺激は、自己成長にもつながる機会をもたらしてくれるので重要です。
大事なのは、そう言った外交的な活動後は、どれだけ楽しくても疲れると言うことを頭に入れておくことです。
単純に外向型と違い、エネルギー源が自分の中にあり、1人の時間に充電されるから。
私たちが意識すべきは、いかに休むかと言うことです。
例えば、週末のどちらかは家でしっかり休むようにするなど。
外向型の友人に、わたしと会う前日も飲み会だった。と聞き、純粋に体力すごいなぁ。
と、感心しました。
彼らは、人に会うことが、充電なので活発で当然ですね。
③自分にとって意味のあることのみに集中する
内向型は、外向型ほどは、外で活動するエネルギーを持ち合わせていないので、大きな意味のあることのみに集中すること。
以下、それを考える5つの質問です。
・自分にとって、人生で1番大事なことは何か?
・自分が世の中に与えたいものは何か?
・この生涯で、◯◯したい。
・どうすれば、これらが実現できるか?
・この旅を、一緒にしたい人は誰か?
④自信預金をする
外向型の世界で生きている私たちは、その世界でうまく立ち回れない自分に劣等感を強く感じていることが多いので、上で書いた目標を達成できた時には、それを記録して、自身の預金を貯めてみるのもおすすめです。
このほかにも、パートナーとの向き合い方、子どもとの向き合い方、職場での同僚、上司との向き合い方、具体的な外向型の世界で生きていくための対策が書かれています。
ご自身の状況に合わせて、章を選んで読んでいくのがおすすめです。
外向型パートナーとの向き合い方は、とても参考になり、また互いの違いにより感謝できるようになりました。
別の機会に詳しく書いてみようと思います。
おわりに
筆者であるレイニーさんの、
と言う言葉を心に留めて自分に優しく生きて行きましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。