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模擬?プチ定年退職を経験して
こんにちは のんたんと申します。
現在30代で、数年前に前職を退職し、今はアルバイトをしながらのんびり生活しています。
今はこの のんびり を楽しめる様になりましたが、退職直後は、罪悪感やらでなかなか自由な時間を肯定的に受け入れることができませんでした。
タイトルの模擬定年退職というのは、退職後のニート期間のことです。
その時に経験した孤独感、虚無感が生き方を考えるきっかけとなりました。
よろしければ、お読みください。
大学院を卒業後、とにかく仕事中心の昭和のジャパニーズビジネスマンのような働き方を続けていました。
体力ギリギリまで働いて、帰って寝る。
週末も疲れて動けない。
おそらく多忙だった両親の影響は大きく、働くこと=人生(自己実現)と言う毎日でした。
その生き方はそれはそれで楽しく、やりがいがありました。また仕事を通じて出会った同僚も大好きでした。
独身の時は、そんなバタバタした生活をなんとかまわせていたのですが、結婚を期に、大きな壁にぶち当たりました。両立できない。帰って家事する体力?
家の中は無茶苦茶で、夫はどちらかと言うと同居人という感じでした。
それだけが理由ではありませんが、職場環境の変化などもあり、退職し、夫と共に、地方から都心部へ移り住むことになりました。
引っ越しもあったので、一か月ほどは忙しく毎日を過ごしましたが、その後は、新しく得た自由に対する喜びよりも、孤独感、虚無感が大きくなっていきました。
人生の99%仕事
という生活をしてきたので、人生の大部分を失った時に感じたのは無力感でした。
・仕事=自分のアイデンティティであったこと
(仕事がなくなると他にできることがない、
所属するコミュニティもない)
・自分がやりたいことがわからないこと
もう一度再就職するにしても、以前の様な価値観で働き続けると、本当の定年を迎えた時に同じ経験をする。
そう考えた時に、人生を充実させるために自分が優先したいことは何か。と考え始める様になりました。
がむしゃらに働くことも一つの答えかもしれないけれど、わたしにとっては正解ではなかった。
・自分自身をありのまま受け入れること
・変化と成長をすること
・家族との時間を増やすこと
・お世話になった人に感謝を示すこと
・昔からやりたかったことをやること
・好きなこと、やりたいことを思い出すこと
・所属できるコミュニティを増やすこと
・年齢関係なく続けられる仕事を探すこと(そのためのスキルを身につけること)
読書、価値観の棚卸し、また違う価値観や経験を持つ方と知り合う中で、これらがわたしにとって優先順位が高いことだわかると、今の生き方を受け入れ、のんびりとした毎日を楽しめる様になりました。
様々な生き方が許容されるこの時代に感謝です。
まだまだ悩みは尽きませんし、葛藤の日々です。それでも今の生き方が好きだと思える様になりました。
老後を迎える前に、この経験ができてよかったと考えています。
もちろん、プチ定年退職をおすすめしているわけではありません。
が、わたしの経験を読む中で、共感されることがあれば、いつも一生懸命働かれているのだから、少し自分のために立ち止まり、人生の優先順位を考えてみることはわがままではないと思います。
今後は、価値観を変えるきっかけになった本などを少しずつ紹介していけたらと思います。
稚拙な文章を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは豊かな1日をお過ごしください。