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[カナダ•モントリオール暮らし]餅つきボランティアを体験してみる

(約1450文字)
日系文化会館で餅つき準備のボランティアを募集してまして、ほんの気まぐれ、ものは試しで、参加してきました。

うちから徒歩20分、気軽に行ける距離なのです。

第一日目、夜の6時半集合。
約3時間もち米を洗い続ける、とまあ、修行みたいなことをやってきました。

私はこの1日目のみの参加予定です。
週末に開催されるイベントでは、お餅販売、お餅を使ったお料理カフェなどがあります。

イベント当日まで、さらに三日間、準備の作業が続くらしい。私は1日でギブアップ。運営の方々はこれを毎年やってるそう。頭が上がりません。


ところで、作業の後、なんと賄いが出たのです!予想してなかったのでびっくり。カレーライスでした。米の準備に加え、ボランティア用にカレーまで用意してるこの運営さん達の優しさに感動しました。

9時過ぎてるし、疲れて食欲ないかも、翌日の胃もたれが心配、と面倒な考えが脳内をよぎるも、一口食べると、とても美味しい。一気に食べてしまいました。実はお腹が空いてたみたい。作業の後の温かいご飯は有難いですね。


テーブル囲んでわいわいカレー食べつつみなさんのお話に耳を澄まします。日本語、英語、仏語が混じります。

全員で20人強かな。

私みたいに日本出身者は少数派。日系の方達が仕切っていて、その他の大勢は非日本人。主に若い子たち。日本語勉強してたり、モチ好きだったり。私もそうだけど、今回初めて参加も多かったようです。

私の斜め向かいに座る三十代の男性。餅つき歴20年以上のベテランで中心的人物。彼の話を聞いてると、コロコロと3カ国語が入り混じります。完璧なトリリンガル。変なクセやアクセントが全くありません。全てにおいて自然で美しい発音。お見事としか言えません。

モントリオール生まれ育ち。日本語補習校を中学校1年生修了まで頑張ったそうです。日本語の勉強が大変でイヤで日本人のお母さんとよく喧嘩もしたとのこと。今は、とても感謝してるんですって。現在はお仕事でも日本語を日常使いしてるそう。

立派な息子さんを育て上げた立派なお母さんに脱帽。


同じ日本人だけど、残念なワタシ。

娘の日本語教育を全く努力しなかったわけではありませんが、まあ、脱落者ですよね… 

私の努力が足りなかったなと反省しつつ、
本人の素質とヤル気無しでは無理だろう… と言い訳してみたり。

簡単な日常会話はそこそこ大丈夫。ひらがなは読めるみたいだけど、それ以上の読み書きは怪しい。

この程度だけど、「自分はけっこう日本語上手」発言する本人はいたって楽観的に生きてます。

いや、そこで満足しないで?
向上心ってものあるよね?欲ないの?

漢字は覚えるの大変だしルビあればなんとかなるから、ママは難しいことは言わない。でも、せめてカタカナ読めるようになって下さい。日本でレストランのメニュー読めるようになるし、ぜったい世界が広がるから!と何度と繰り返したことやら…



あ、そうそう、最後に。
翌朝、ジョギングしてた夢で目が覚めました。体の節々が痛いながらも爽やかな目覚め。

現実ならすぐ苦しくなってしまう速さだけど、夢の中だからでスイスイと走れる!息切れしない!とスピード上げながら気持ちよく走ってるのです。思い出すと、なんか笑えます。

ほぼリモートだしあまり人にも会わず単調になりがちな毎日。久々に知らない人たちと交流したこの機会。水ばかり飲みたがる濃いキャラ謎おばちゃんや優しい人たち。給料無しだから気楽だし。

作業中は大変だったけど、終わってしまえば楽しかった、と思えます。

感謝。



カナダ在住アラフィフです。子宮筋腫に振り回された一年をゆっくりマンガに描いてます。





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