「なかなか行動できない…」そのブレーキの正体を探る書き出し法
「やらなきゃいけないのに、なぜか動けない…」
「やりたい気持ちはあるのに、先延ばしにしてしまう…」
そんなふうに、自分でも理由が分からないまま行動できずにいることはありませんか?
本当にやりたいことなら、すぐに動けるはず。なのに行動に移せないのは、心のどこかにブレーキがかかっているからです。
そのブレーキの正体を見つけることができれば、行動を妨げていたものが消え、スムーズに前に進めるようになります。
今回は、「なかなか行動できない理由」を探るためのジャーナリング(書き出し)法をご紹介します。
紙とペンを用意して、書きながら自分の気持ちを見つけていきましょう。
1. なぜ行動できないのか?3つの視点で探る
行動できない理由には、大きく分けて3つのタイプがあります。
① それは本当に「やりたいこと」なのか?
② 「失敗への不安や恐れ」が邪魔していないか?
③ 「完璧にやらなければ」という思い込みがないか?
この3つの視点から自分の気持ちを探ってみましょう。
①「それは本当にやりたいこと?」を問いかける
まず、そもそも「本当にやりたいことなのか?」を確認してみましょう。
◎それをやることで、私はどんな気持ちになりたい?
◎ それは自分が本当に望んでいること?それとも誰かの期待に応えようとしている?
◎ やらなかった場合、どんな気持ちになる?後悔する?それとも意外と平気?
例えば、「英語を勉強しなきゃ…」と思いながらずっと手をつけていないとします。
でも、それは本当に自分が望んでいることなのでしょうか?
「みんながやっているから」「資格があったほうがいいと言われたから」など、外からの影響で「やるべき」と思い込んでいるだけかもしれません。
「やらなかったら後悔する?」と自分に聞いてみると、意外と「別に後悔しないかも」と気づくこともあります。
もしそうなら、その行動は「やるべきこと」ではなく、ただの思い込み」だったのかもしれません。
本当に自分がやりたいことなら、「やらなきゃ」ではなく「やりたい!」というエネルギーが湧いてくるはず。
まずは「それ、本当にやりたいこと?」と自分に問いかけることから始めましょう。
②「失敗が怖い?」不安や恐れを書き出す
本当にやりたいことなのに行動できない場合、次にチェックしたいのは「不安や恐れ」です。
◎「もし失敗したら…?」と考えていない?
◎誰かに否定されたり、笑われるのが怖い?
◎「やるからには完璧にしなきゃ」と思っていない?
特に女性は、「失敗するくらいならやらないほうがいい」と考えてしまうことが多い傾向があります。
例えば、「新しい仕事にチャレンジしたい」と思っているのに行動できないとします。
このとき、心の奥にはこんな不安が隠れているかもしれません。
・「もしうまくいかなかったらどうしよう…」
・「こんなこと言ったら笑われるかも…」
・「やるからには100%成功しなきゃ…」
こうした不安や恐れがブレーキになっている場合、それをノートに書き出して、具体的に言語化してみましょう。
<例>
✖︎「うまくいかなかったら怖い」
↓
〇 「もし失敗しても、今の経験はムダにはならない」
〇 「失敗したら、次は別の方法を試せばいい」
こうして言葉にするだけでも、不安が和らぎ、行動しやすくなります。
③「完璧じゃなきゃダメ?」小さく始める勇気を持つ
もうひとつ、多くの人が行動できない理由に、「完璧にやらなければいけない」という思い込みがあります。
◎最初から完璧にしようとしていない?
◎「準備が整ってからやろう」と思っていない?
◎ 小さく始めることはできない?
例えば、「ブログを書きたい」と思っているのに、なかなか始められないとします。
それは、「最初から完璧な記事を書かなきゃ!」と思い込んでいるからかもしれません。
でも、最初から完璧じゃなくていいんです。
「まずは1行だけ書いてみる」
「とりあえず30分だけ取り組んでみる」
このように、小さく始めることで、行動のハードルを下げることができます。
「100%完璧」を目指すのではなく、「とにかく始める」を優先することが、行動力アップの鍵です。
まとめ:「行動できない理由」を知ると、動けるようになる!
✔️ 「本当にやりたいこと?」を問いかける
(外からの影響ではなく、自分の気持ちを確認)
✔️ 「不安や恐れ」を書き出す
(失敗への怖さを言語化し、冷静に向き合う)
✔️ 「完璧主義を手放す」
(小さく始めることで、行動のハードルを下げる)
行動できないのは、「やる気がないから」ではなく、心のどこかにブレーキがかかっているから。
そのブレーキの正体を見つけることで、スムーズに前に進めるようになります。
「なぜ私は行動できないんだろう?」と悩むのではなく、ノートを開いて「行動できない理由」を書き出してみましょう。きっと、あなたの心の中にある答えが見えてくるはずです!