飛ばない鳥

もしも鳥だったら空を飛びたい、
っていうのが普通なのかな。
私は普通の鳥にはなれなそうだ。

もし私が鳥だったら、
きれいな声で鳴いたり、
大空を羽ばたいたり、
あまりしないかもしれない。
いつも速歩きで移動していそう。

だからと言って、ダチョウやエミューではない。
ペンギンなら、なりたい気もするけれど、
それもちょっと違う。
私は飛べない鳥ではなく、飛ばないだけだと思う。

でも切羽詰まったら飛ぶけどね。
飛ぶのって、飛び立つまでが大変でしょ。
一度飛んでしまえば飛び続けるのはラクだけど、
最初は労力がいるじゃない？
面倒くさがりだから、よっぽどのことがない限り
飛ばなそうな気がするのよね。

きれいな声で鳴いたり、
羽を広げてアピールしたりも、
面倒くさいから多分しなさそう。
ひとり(一羽)で地味に巣ごもりしてそう。

でもある日突然思い立って、
遠くまで飛んで行ったりするかも。
自由に旅がしたくなるかもしれない。
私はそういう、一匹狼的な
鳥になりそうな気がするんだ。

何の鳥がいいかな。
コウノトリになってみたいな。
もしコウノトリになれたなら、
飛ぶのが面倒なんて言わずに、
ちゃんと赤ちゃんを運ぶつもり。
その時は歩いてじゃなくて、飛んで運ぶ。
仕事となったら、きちんとやるタイプなのよ。
赤ちゃんが欲しい人には
もれなくたくさん運ぶからね。
ワーカホリックのコウノトリになりそう。
少子化とは無縁の社会にしちゃうからね。

飛ばない鳥とは全く話が違ってきたな…😅

山根あきらさんの企画、#鳥だったら に
参加させていただきました。#青ブラ文学部

エッセイ｜花咲ありす｜note

エッセイのマガジンはコチラ ↑

最後までお読みくださり，ありがとうございます！
他のエッセイも読んでいただければ，
もっともっと喜びます😊