献血にハマったJK時代の話
今のJKはMBTIが好きだけど、私の頃はもっぱら血液型占いだった。NEWSの恋のABOを熱唱するし、何型か聞くのが当たり前だった。
普通出産時に産院で血液型を教えてくれるらしいけど、うちのお母さんは聞かなかったんだかで私は高校生になっても自分の血液型を知らなかった。
それで、「16歳になったら献血に行けるようになる。献血すると自分が何型か教えてくれる」と聞いて、16歳になったら絶対献血行く!と心に決めていたのだ。不純。
結論、私はそこから高校3年間、献血にハマりずっと通うことになるのだけど!
献血に行ったことのない人もいっぱいいると思うので、献血とはなんなのか、どういう流れなのかちょっと書いてみる。
血を必要とする人がいるなら、とにかく動機はなんでもいいと思っているので、なんでJKがハマるねんっていうポイントについて主にアピールしたい。
別に高尚な理由で私も行ってた訳じゃないから人によっては嫌かもしれない。あと私は勤めてないので正しくないこともあるかも。先に謝っとく。
おしゃれな場所!
献血をしようとなった時、まずどこでできるの?って話なんだけど、大きくは2つある。
移動式の献血バスと街にある献血ルーム。
大体どの街にも献血ルームはあるはずだから調べてみてほしい。
それで、献血ルームにも色々種類というか個性があって、普通の病院みたいなところから、おしゃれなカフェみたいな所までたくさんある。
もちろん狙うはおしゃれカフェ献血ルーム一択だ。
私が通ってたところは、日本一綺麗なんじゃないか?!っていうところで、高級ホテルに連結しているビルの高層階にあった。
まず、景色がいい。内装もおしゃれで、綺麗。明るいスタバみたいな感じ。
初めて行った時、え?!こんな感じなの?!ってびっくりした。それくらい綺麗。
コーヒーとアイス
献血をするのに、お金のやりとりは一切ない。
お金がかかることもなければ、お金を貰えることもない。人身売買じゃないからね。(商品券とかQUOカードとかもNG)
その代わり、献血したらちょっとしたお礼が貰える。お礼の種類は様々だけど、たまーにハーゲンダッツとか貰える時もあった。(最高!)
JKというのはいつの時代も、とにかくお金が無い。アルバイト禁止だったので、カフェでコーヒーを飲むのもたまーにしかできない。
そんな時は献血ルームに行こう。
献血するときは、水分補給をしっかりしましょうね!というので献血ルームには大体ドリンクバーがついている。
このドリンクバーも、場所によって結構質が違うが、私のオススメのところはサービスエリアとかによくあるタイプの自販機みたいなやつだった。さらに豆からひくコーヒーマシンと、スープとかでてくるやつもあった気がする。
カントリーマアムとかクッキーとかおせんべいとかお菓子もたくさん置いてある。食べ放題。
JKはスイーツが大好きなので、天国だなと思っていた。
大量の漫画と雑誌
献血が終わった後は、血を抜かれるのでちょっとフラフラする。だから30分くらい休んでいってくださいね〜と言われる。
なんなら休まないと電車のホームで倒れることもあるので、ガッツリ休んでね!って強めに言ってくれる。
おかげで罪悪感なくダラダラできるのだが、推し献血ルームには漫画とか雑誌が1000冊くらい置いてある。
(サイトで確認した。誇張じゃないよ!)
わたしは献血ルームに3年通ってちはやふるを読破した。ほぼ漫喫かな?って使い方をしていた。公式サイトにはブックカフェって書いてあった。ブックカフェと漫喫でほぼ一緒だよな。
受験生なので、基本は勉強しようと思うのだけど、大量の漫画の圧に負けてしまって結局1時間もいないしな…と言い訳しながら読んでいた。
大体の流れ
まず、受付のカウンターに行って、献血の種類を決めて、タブレットで質問に答える。
献血は、200mlと400mlと成分献血と3種類から選べる。
16歳はまだ200mlしかできなくて、18歳になると400mlができるようになる。
成分献血っていうのは、どうなってるのかわからないけど、血を抜いてマシンにかけて元に戻す。だからめっちゃ時間がかかる。
その時の時間の余裕とか、体調でどれにするか決める。基本は400がありがたがられる。
わたしはよく制服のまま部活の後とかに行っていたので、ニコニコしたお兄さんとかおばさんによく来たね〜!みたいな感じで対応してもらっていた。
質問は、最近海外行ったか?とか新しい人とやってないか?とか体重とかそういうのに答える。内容がOKであれば次に進める。
ここで荷物をロッカーに預けて、身軽になる。
カウンターの奥の部屋に行くと、先生がいて、簡単な問診をされる。元気?寝てる?ご飯食べた?とかそういうやつ。
その後、献血してもOKな血液なのか確かめるためにちょっとだけ血を抜かれる。
検査結果が出るまでは待機。
それで、5分くらい待ってると呼ばれるので、また奥の部屋に行くと、血液の状態を教えてくれる。合格発表みたいな感じ。
私は最初の方1回ヘモグロビンが足りなくて、落ちちゃったことがあった。
悲しかったのでお母さんに夕飯に鉄分多めにしてもらうように依頼して、自分でも鉄分がとれる飲むヨーグルトとかサプリを飲んでみたら、数値がバカ上がって嬉しかった。
無事に合格すると、いよいよ献血本番だ。
ベッドが空いていればすぐに通されるし、混んでたらまたロビー?で待機になる。この時もたくさん飲み物とってね!と念押しされる。
ベッドには、1個ずつテレビがついているので、もらったスポドリを飲みながらバラエティ番組をぼーっと見ていると、チクッとしますよ〜と看護師さんが血を抜いてくれる。
大体、15分くらいで終わる。
※成分献血は1時間ちょいかかる。
時間になったら針を抜いて、終わり。
受付にいって終わりました〜とか言うとゆっくり休んでくださいね、ありがとうございました。とすっごい優しくされる。
何かいいことした気分になって、ちょっとドヤ顔で漫画を読んだりお菓子をたべたり30分くらいのんびり休んだら帰る。
一連の流れはこんな感じ。
どうだろう、ちょっと行ってみたくなった人もいるんじゃないかな。
最近は予約を推奨しているみたいだけど、直撃しても大混雑してなければ全然大丈夫。
やったことなかったらぜひ!
献血の話、おしまい。
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