「超 ミニマル・ライフ」を読んでの感想。
2024年は社会人になって最も本を読んだ年でした。その中で、自分の価値観に刺さりまくった一冊が四角大輔さん著の「超 ミニマル・ライフ」です。
読み進めていくうちに、「求めていたのはコレだ!」という感覚がありました。本は分厚くて、内容はまったくミニマルではありません笑。読書習慣のない人にとっては読破するのが難しいかもしれません。それでも、ミニマル・ライフの魅力に触れると私のように深く共感する人は多いのではと思い、こうしてnoteに感想を書いています。
冒頭のこの一文だけでもグッときます。著者は、サラリーマン生活を経て長年の夢だったニュージーランドでの自給自足ライフを実現しました。過去には希望を失い、心身の不調に苦しんだ経験をしています。ミニマル・ライフを実践し、「この時代に生まれてよかった。仕事って、生きるってこんなに楽しいのか」と思えるようになったそう。ムダを省いて本当に自分がやりたいことで生きられたら、最高に幸せですよね。
この本では、ミニマル・ライフについてのノウハウが7つのステップと62のメソッドにまとめられています。それはどんな人でも実践できるとあります。すべてを実践しようとすると、正直かなり難しいと思ったのですが、できるものからどんどん取り入れていこうと決めました。
極度の赤面症でこどもの頃からメンタルが弱く、コミュニケーション能力ゼロのダメ社員だったという著者にはとても人間味を感じました。要領のいい天才タイプではなく、あれこれ試行錯誤した結果、やっと理想の暮らしを手にしたのだろうと推測します。
私はというと、人の目を気にして職場では常に緊張状態。いつも疲れていて帰ったらグッタリ。そんな毎日でしたが、ミニマル・ライフを取り入れて変化がありました。日々のタスクと寝るだけの暮らしから、こうしてnoteを書けるまでに心と体にゆとりをもてるようになったのです。今までしてこなかった自己投資にはげむのが今後の楽しみでもあります。
この本では、基本的な生活習慣から仕事やお金との向き合い方・人生デザイン論にいたるまで幅広く扱っています。自分にとって心地よい暮らしとはなにか、迷いが生じたときに読みたくなる一冊だと感じました。心に響く名言が多く、トップテン方式で紹介したいくらいです(需要あるの?)。
物にあふれた部屋で暮らし、毎日時間に追われ休まる暇がないといった人は多いのではないでしょうか。「自分にはムリ」と思わずに、ぜひ本書を手にとって、できるものからミニマル・ライフを取り入れてみてはいかがでしょうか。本を読んだ皆さんとX(Twitter)で感想を共有できればうれしいです。