夢で泣いてた

こんばんは。またまたお久しぶりです。
毎日書くとか言っておいて、
全然毎日書けませんでした、。
今日は、昨日の夜みた夢の話を今日はしたいと思います。

昨日、彼が夢に出てきました。
亡くなってすぐの頃は結構高頻度で出てきてくれていたのですが、もう最近は一年近く彼の夢を見ていませんでした。
もちろん私も彼の夢を見せて欲しい。
そう願って眠りについた日は数え切れないし、布団に入って何もない天井に向かって
「出てきてくれてもいいんだよー」
と呟いたことも一度や二度ではありませんでした。
一年前、最後に見た夢は内容的にもうきっと出てきてくれなんだろうなと感じられる夢だったので諦めていたところでした。

私はその日（彼の夢を見ることになる日）の午前中にものすごく怒っていました、、
私は普段、盛り無しで滅多に怒ることのない人間なのですがその日は本当に２年ぶりくらいに怒っていて自分でもこの怒りの感情がどこから湧いてそしてこの怒りをどこに収めたらいいのかわからなくなるくらい、自分でないかのように怒っていました。
（正確に言えば悔しさ4割怒り6割と言ったところでしょうか。）

家に帰り、母やきょうだいに伝えましたがまだモヤモヤは消えず一日中、眠りにつくまで怒っていました。
眠る直前1人になると悔しさから涙が溢れて止まらなくなりました。
気がついたら彼に話しかけていて、1人で悲しい気持ちになる孤独感や悲壮感を味わうと、
彼はどれほどの気持ちだったかを重ねずにはいられなかったのです。

ごめんね。ごめんね。

そう謝りながら眠りについたからなのか、彼が夢に出てきました。

夢の中では私と彼は謎解きをしていました。
正確に言えば彼が作った謎解きを私が解きながら彼が時折ヒントを出してくれる。
そんなような内容の夢でした。
謎を解くと言葉が浮き上がってきて、完成したその言葉を見て、私は泣きながら彼と抱き合っている夢でした。
その言葉がなんだったのか思い出せないし、
何故泣いたのかも思い出せません…

だけど彼も泣いていて私も泣いていました。
本当に抱きしめてくれていたような気持ちになりふと目が覚めました。
起きたらまだ午前4時前で、続きを見たくて眠ったのにもうその続きは見ることはできませんでした。

夢の中でも泣かせたのかー。と捉えることもできますがあれは何か悲しみじゃない、
よかった。
というような安堵の類の涙だったということは思い出すことができます。
その涙の感情の記憶さえも無くしてしまったら私がまた自分を責めてしまうからきっと彼の優しさだ。とでも都合の良い解釈をすることを今日は自分に許してあげることにします。

あの赤文字で書かれた思い出せそうで思い出せないあの文字、彼の顔、彼の大きな体の感触、すべてきっと徐々に薄れ思い出せないところまで記憶の底にしまわれてしまうのだと思います。

でも、そういう物であるべきなんだとそう思います。そうあって然るべき。

彼との思い出は忘れるべき。ということでは全くありません、どちらかと言えばその逆ですかね。彼との思い出は、そして彼への気持ちは一生消えない。ということです。
マイナスな意味ではなく、彼との思い出や夢で見た出来事は私の体のどこかは一生覚えていてくれるということです。

私は彼を亡くしてすぐの頃、彼との思い出を1秒でも一瞬でも忘れたくない。と覚えていることをノートに書いたりと必死でした、

でも人は、今を生きていかなければなりません。彼を鮮明に思い出せるところに思い出の引き出しがあっては生きてはいけません。きっと悲しみで死んでしまうからです。人間はみんなそうだと思います。

だから私はおんなじ気持ちの人に言いたい。
でもそれは忘れたわけじゃないよ。って

私が彼を亡くして言われた言葉の中でふと心が軽くなった言葉があります。

彼を思い出さないでいればいいよ。

一見冷たくてひどい言葉に見える
「思い出さない」とはなんなのか。

それは

忘れないで。

ということだそうです。
「思い出す」これは「忘れる」という行為を一度挟まないとすることのできない行為ですよね。
「思い出す」ことは「一度は忘れている」または「一度頭の中から抜け落ちている」ということと同じのようです。

だから私も、もし私と同じく誰かのことを忘れたくないと苦しむ人に伝えたい。

思い出さないでいればいい。

だってその方への想いは忘れる暇もないくらいたくさんあると思うから。

だから、思い出さなくてもいい。

とりとめのない事をだらだらと書いていたら2000文字近くになってしまいました。
長いのに、ここまで読んでくれた人。
ありがとう。

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《最近のハイライト》
最近は是枝監督の「怪物」を見ました。
内容もそうですが、演技にとても惹き込まれてあっという間の2時間でした、
みなさんもぜひ！