本当に出会ったもの
人は信じたいものを信じる。だから私はそうはなりたくなかった。盲目でおめでたい人にはどうしてもなりたくなかった。
彼が死んでもなお私たちは繋がってるとか、いつか会えるとか、来世はあるとか、ツインレイだとか、運命の人だとか、そういう自分に都合の良い耳障りの良さそうなことにばかり目を向けて、
黒いとことか見たくないとこ無意識に目を背けて、信じたいもの信じて生きていくのは馬鹿らしいって思った。それに、私にはそんな資格すらないとも思った。
本当の真実なんかわかるわけないけど、それでも彼