しべつの、よわね。
こんばんは。
もうすぐ12月ですね、
そしたらきっとすぐにクリスマスが来てしまうんだろうな〜、とそんなことを考えていました。
ぴーんと張っていた糸が切れたみたいになんか急に悲しくなる時がたまにあります。
彼とお別れしてすぐの時よりは本当にだいぶ良くなりました。
でも急に、本当に急に。
何にも心動かされなくなって悲しい気持ちになってしまう時がたまにあります。
そんな時に考えてしまうのはやっぱりいいことではなくて。
でもそんな私も私の一部なので、
ネガティブだけどそれでもよかったら。
今日は私の弱音をどうか聞いてください。
クリスマスケーキ、一緒に食べるはずで、
どこのケーキがいいとか。
何号にするとか。
何味だとか。
イブにするのがワクワクしていい!とか、
いや25日にパーティやりたい!とか、
じゃあ、どっちもやっちゃおうか笑とか、
そういう普通の恋人がする話を私達もするべきで。
するはずだった。
いや。私だけがするつもりでいた。
彼は何を考えていたのだろうか。
あんなに、あれほど近くにいたのに私は全然彼の気持ちに気づいていなかった。
あれほど近くにいたからこそ私は私の無力さを思い知った。
彼は何を思って
試作のロープを作っていたのか。
死に魅了され、考えるいとまもなく翻弄され、
没頭し、死へとひた走ったのか。
本当に私に為す術はなかったのか。
首にかかる負荷や耐久性をテストするためにベルトを使っていて。
その壊れたベルトを見つけた私は"死にたい"という彼の気持ちに気づくことすら出来なかった。
そのうえ、壊れたベルトを見て私は「ベルトなんて壊れるもんなんだね〜」と呑気にペラペラと話していた。
彼も「うん、そうなの。今度お父さんに直してもらうよ」と、なんの変哲もなさそうに話した。
私は私を許さない。
あの時その両手を握って目を見て、抱きしめていたら未来はまた違ったものだったのだろうか。
でも、彼の死なない世界線に、死にたくなる人の気持ちに気がつける寄り添える私はいない。
だったら私たちはやはり付き合ったことが間違いだったのだろうか。
私じゃない誰かなら彼とこの世界を今も繋げてあげられたのだろうか。
私達の恋愛はいつからおかしくなってしまったのか。
どれもこれももう一度逢いたいと思わせる世の中で。
寂しさに負けたくなかった。
人生に正解も不正解もないとするなら、彼を生かせてくれたっていいじゃないか。
なんで死ななくてはならないのは彼だったのか。
やっぱり私はこの世を生きている人間だから、生きてる事で生まれる幸せしか知らないから、その知ってる世界で幸せにしてあげたかった。
ねぇ。想いは時を越えられるかな。