浮かんで沈む。

2月も中旬に差し掛かりますね、ほんとに月日が経つのは早いです。

昨日は建国記念日だったので、ほとんどの方が祝日でゆっくりされたと思います。私は仕事の都合上、昨日は休めず祝日が一日ずれて今日が休みになりました。

この記事自体は夜に投稿すると思いますが、書き始めたのは朝の4時30分。祝日ムードでいつもより人で賑わい煌びやかな飲食街をくぐり抜け、やっとの思いで帰宅した解放感から絵を描いたりNetflixで好きな海外ドラマを見たりと自分の思うままに時間を過ごしていると気が付けばこんな時間でした。

ここのところ全然眠れない夜が続く。眠りに着く瞬間、ふわふわ身体が浮かんだ気持ちになりそのまま眠りに落ちていくと、1時間ほどでまた目が覚める。

意識が落ちて暗い海の中に沈むことで夢の中に誘ってくれるのなら、そのままにしてくれたらいいのに私の浮力が強すぎるのか、また浮かび上がってしまう。

眠りたいのに眠れない。沈みたいのに沈めない。浮かんで沈むを繰り返す。

最近のちょっとした悩み。でも、こんな時はどうすればいいのか自分の中で解決法は見付けていて、決して抗わないことが一番だと知っています。

起きれるだけ起きて、眠りに誘われるのをじっと待つ。

無理に抗っても負荷が掛かるだけだと知ってる。ふつうの人よりも長い夜を過ごして見つけた答えの一つ。

***

ここまで書いて結局眠れなかったので、「せっかくの3連休なら久しぶりに実家に帰ろう!」と思い立ち、急遽新幹線のチケットを買って実家に帰ってきました。

駅から実家に向かうまでの道中、子供の頃数えきれないほど往復した通学路から幾つもの懐かしい情景が頭に浮かんできてとても和やかな気分になった。

懐かしい・・街によって空気の匂いや風の吹き方は全然違う気がするけど、この街のそれは自分にとってはとても心地よくて、マスクを外してみると「やっと帰ってきた。」って感じがする。

何年経ってもこの街は変わらない。時の流れと共に所々は変わってる部分はあるけど、この街に住む人達が作り出す街の雰囲気は時の流れでも飲み込めない。

田舎の元風景も大好きだけど、生まれ育ったこの街も負けないくらいやっぱり好きだなと歩きながら思いました。

実家に着き扉を開けると、懐かしい匂いが記憶の引き出しに手をかけて頭の中にしまいこんでいた記憶の塊をスライドショーの様に次々浮かび上がらせてくれた。

そして出迎えてくれた母と他愛もない会話を楽しみながら、母の作ってくれた手料理にお腹も心も満たされた。

なんか安心する・・そう思った時、急激な眠気に誘われました。

今なら何度も目を覚ますことなく、ゆっくり眠りにつける気がする。眠たい目を擦りながら記事を書いている今、ふわふわと浮かんだ様な気持ちになってきた。

肌に触れる布団の感触、枕の柔らかさ、部屋に漂う懐かしい香り全てが心地よく眠りへと誘ってくれる。

あとは沈むだけ・・最近味わえなかったこの感覚をやっと味わえることが、すごく嬉しかった。

太陽はもう完全に空を陣取ってる。ここまで昼夜逆転したのは中々ないけど、これも祝日の特権だからと幸せを噛み締めた一日でした。


今日で1週間も終わりですね、皆さんも素敵な週末をお過ごしください。


では今回はこの辺で終わりたいと思います。   最後まで読んで頂きありがとうございました!

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Alen
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