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【第三回】社長連載~2024年にやった事と2025年の目標~

こんにちは。株式会社AlbaLink代表の河田です。

今年も残すところ数日となったところ重い腰をあげ、年末記事の作成に着手をし始めました。という書き出しで執筆をスタートしましたが、全然書き終わらず記事が公開される頃には2025年になっている頃でしょう。

毎年必ずと言っていいくらい同じ気持ちになりますが、昨年は例年にも増して年末がバタついていたというのが越年の言い訳です。
「今が一番●●」と思ってしまうのは人間の特性ですが、それを差し引いてもバタついてました。

どうでも良い話はさておき、早速2024年を振り返ります。
ずばり2024年は、「迷い」の1年でした。

2023年にTPM上場を果たし、組織も大きくなり関係者も増え、それでも事業成長速度は変わらず進捗していく中で「何が正しい(と思える)決断なのか」わからなくなることが多くありました。去年も同じようなことを書いてましたが、より一層迷宮入りしてます。

「こっちを取ればこっちが取れない」というシーンが何度もあった年。
これは規模が大きくなって経営難易度が大きくなればなるほど増えるはずで、もっと自分自身の受容力や柔軟性を高めて客観的に、俯瞰的に意思決定をできるようにならないとなーと。

抽象的ですが短くまとめるとそんな1年でした。選んだ方を正解にするという覚悟をもっと持ちたいものです。


去年考えていた目標に対して


基本構成は2023年末の記事に倣って振り返りをしていきます。
宣言していたことは以下4点。

1 ガバナンスの強化
2 部門毎良し悪しを可視化する
3 価値観浸透をする
4 個人的に言語化能力を高める

ガバナンス強化


去年の記事を見るとさらっと書いてるのですが、そもそもガバナンスってなんやねん?という。

「統治」「支配」「管理」みたいな単語が出てくるのですが、ここで言ってるのはいわゆる「コーポレートガバナンス」です。

上場会社として

・ルールが明確化されているか
・それに伴って組織運営がされているか
・不正や不祥事が起きにくい仕組みになっているか

「支配」をしたいとは1mmも思っていませんが、仮に自分がどこか他人の会社の株を保有させてもらうとなったとしたら、「その会社は適切に意思決定がされていて、牽制機能が効いているのか?何か恣意的なもので意思決定されているのではないか?」というのは当たり前に気になります。

その気になる部分が仕組みとしてカバーされているのかどうか?がコーポレートガバナンスだと思っていて、その点で言えば2024年はかなりガバナンス強化をすることができました。
細かい数値や何をやったか?ということの明言はここでは避けますが、TPM上場企業として色んな部分で牽制の効いた仕組は構築できたように思います。

もはや自分自身が独断で決められることなんてほとんどないですし、各部の責任者も現場のものごとを独断で推進していくのは難しい仕組になっています。
当然それを強化すればするほどスピード感は失われますが、それでも最低限のガバナンスを整えておくことは上場会社である以上は必須事項であり、1年かけて改めて整備できた部分かなと。

部門毎良し悪しを可視化する


続いて2点目。部門ごとの良し悪しの可視化です。これには苦戦しました。というかほとんど成し遂げられていないまま2025年を迎えています。

先日の「課題に感じていること」の記事でも書いた通りですが、階層が深くなったことで現場からの情報も経営からの情報も双方向に見えにくくなってしまった1年。本来はそこを透明化して見える化することを目指していたにも拘らず、です。

ここはもっと事前準備をして会議体の設計やレポートラインのルールを整備しておかないと、行き当たりばったりではまた同じことになってしまいそうです。

1年前に戻れるなら、

・各部明確なKPIの設定
・それをどう伝える会議体にするのかの設計
・各レイヤーが持っている権限の明確化

このあたりをビチビチにして再スタートしたいです。
ちなみにP/Lはかなり見えるようになったので、管理会計をどこまでやるかは継続して議論の余地があります。

価値観浸透をする


AlbaLinkで大切にしている『価値観』

価値観浸透については、ある程度やれることはやれたかなという印象。
恐らく組織拡大をしていく以上このテーマは永遠に付き合っていくものになりますが、2024年はここに1年中向き合ったこともあって少しは向きを揃えられたのかなと感じます。

具体的にやったこととしては、

  • 月次の全社MTG

  • 月次の営業部全体MTG

  • MG以上での週次の価値観浸透ワーク

  • 全社員による価値観リレー(毎日発信)

「価値観」と一言にいってもその単語自体の受け取り方はそれまでの経験や知識によっても異なります。
その微妙なニュアンスを揃えて、全社で同じ目的を追いかけるための手段としてこれらをやってきたわけですが、それぞれ意味はありました。

特に経営や部長からの一方的な発信のみではなく、MG陣での価値観ワークや全社でのリレー形式の発信は双方向に「どう考えているのか」がわかる点で効果のあるものだったと思います。

とは言え、それでも追いつかないくらいのペースで毎月メンバーが増えていきますし、2025年には新卒のメンバーも入ってきます。
それぞれの取り組みは継続しつつ、さらに強化していく必要がある分野ですね、、、。

個人的に言語化能力を高める


高まった?と聞かれたら多少は高まったけど、それでもまだまだ、、、。
もっともっと自分や相手の考えを言語化してキャッチボールすることができたと思うし、出来ていれば防げた事象がある。
価値観浸透と同様にここもずっと磨き続けるしかない。

書いてて思ったけど、目標を抽象的にしているせいで達成したのか未達成なのかがわかりにくいですね、、、。

予算に関して


去年の記事には書いていなかったですが、2024年はとにかく予算に向き合った1年でした。
ここから先もこれは継続するわけですが、はじめて上場会社として高い水準での予算管理を求められる中でどこまで踏み込むべきか?何を数値として管理すべきか?を深く考えさせられました。

同時に2025年以降の計画を作る過程で細かいKPIの分解から積み上げというのを改めて進めましたが、やっていく中で組織として弱い部分も見えてきました。何年にも渡って公開している数値をしっかり刻んで成長率を保っている上場会社のすごさを実感した気がします。(こんなことを去年もどっかで書いてる気がしますが)

まだまだ経営力が不足している自覚はあるので、日々勉強して人から話を聞いてそれを実践して失敗してというのを繰り返しやっていくしかありません。勉強させてください。

2025年はどうする


2024年の結果を元に2025年はどうするかは大きく以下2点。

①未来時間を増やす

2024年はとにかく目の前のことでいっぱいいっぱいで、先のことに時間を使えませんでした。本来理想としている経営は、もっと中長期で先のことを考えながら現場がやりやすいように環境整備も進められる形ですが、とにかく結果を出すのが精一杯というのが現状。

これを変えていくには根本的に時間の使い方を変える必要があり、具体的には

・採用
・中期計画の策定(再検討)
・組織人員計画の策定
・とにかく人に会う

このあたりにリソースを使っていきます。
とは言え実際組織としての方針はもっと手前の時間軸だったりもするので、ここは自分の中でうまく調整しながらですね。

②自分自身を知る

2024年、意思決定に迷う度に「自分は結局何がしたいのか?」という自問自答が多くありました。ここがブレてくると毎回の決定に時間がかかる。
これをショートカットするには、日頃から「どうしたいか?」をシンプルかつクリアに捉えておくことが重要そうなので、自己対話の時間も意識的に増やしていきます。ちなみにこれは2023年も同じように考えてたのですが、まだまだ足りなかった。もっともっと深く潜ります。

具体的には日記と、紙に自分の頭の中をアウトプットすること。2024年はスマホの日記見たら196投稿だったのでだいたい53%くらいの投稿率。これをまずは90%くらいに。

実際の日記

それとは別で、紙の上で考え事をするというのを2025年はやっていきたい。昔はよくA4用紙に書き出していて、それをさも有用だよとマネージャー陣に伝えたりもするのですが自分自身が出来ていないという。
できればオンライン上の手書きノート的なものを買いたいのでどなたかおすすめあったら教えてください。今のところKindle Scribeが有力。

プライベート


プライベートはだいたい平和で、土日は子供と遊んで、隙があったら美術館いったり旅行したりの繰り返しで、意図的に何も考えない時間を作ることが多かったです。
その中でもコミットしたのが以下3点。

①サウナ178回

2023年もサウナ行きまくったと書いた記憶がありますが、2024年はさらに加速です。毎日行く人からすると全然かもしれないですが、2日に1回くらいのペースで欠かさずサウナ行ってたんだなと思うと無駄な達成感があります。

だいたい行くのは朝で、2セットさっくり頭すっきりさせてから出社というのがルーティンになっていました。何も考えずに朝サウナに入る。これは今年も継続していきたい。なんならサウナ施設を作りたい。

②パワプロくんぬいぐるみ

なんのこっちゃ?と思う方が大半かつ、恐ろしいくらいどうでも良い話なので読み飛ばしていただいて構いません。
吉野家とパワプロが年末にやっていたコラボ企画で、「45得点貯めるとパワプロくんぬいぐるみがもらえる」というやつです。

なぜかはまったくわからないのですが気がついたらこのポイントを貯め始めてしまい、15点くらいになってくるともう後には引けないというサンクコスト効果が発動。
まんまと吉野家さんの手中に収まり完走を果たしたのでした。
到着まで最長5ヶ月らしく、その日が待ち遠しい。何も考えずに吉牛を毎日食べた。

③年間1万歩平均

年間通じて1万歩/日を継続しました。毎日歩く中で気がつきましたが、腰痛とか、なんとなく気分が乗らないみたいなやつも含めてだいたいのことは歩いて疲れて寝れば解決します。

あと書いてて思い出しましたが、2024年は宅建試験に合格しました。
宅建の勉強もひたすら室内ウォーキングマシンか通勤徒歩中か川沿いウォーキングで音声を聞くorスタケン(宅建アプリ)で解答。これぞ無心。何も考えずにひたすら歩いて問題を解くマシーンと化していたら健康と宅建の2つを同時に取得することができました。ありがとうスタケン。ありがとうゆーき大学。

全体まとめ


最後の方だけ読むと「何も考えていない人」というレッテルを貼られてしまいそうですが、当たり前に世界の誰よりも組織と事業のことを考えている時間が長いという自負は少しあります。それでも自分の能力ではやりたいこととのギャップがあることを痛烈に感じた1年でした。

2024年中に迷いがあった部分をクリアにし、シンプルにした状態で2025年は明確な目標にコミットします。そこをやりきった上で未来への投資を同時並行で進めていくことが今年のミッション。近視的に見つつ大局的に、抽象を捉えつつ具体的に、道義的に進めながら合理的に、みたいなバランスを意識しつつ、2025年もコツコツと積み上げることをやっていきます。

2024年中は本当にお世話になりました。特に家族と会社のメンバーに感謝しています。2025年もできる限りメンバーが欠けることなく走りきりたいです。

最後に


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