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10月6日 評価の基準の置き方は難しい
10月6日ですね。
昨日、米大リーグで大谷選手が、近代野球では初となる投打での規定回数を達成しました。打席と投球回数です。
つまり、打者としても投手としても一年間フルに稼働した証です。
本塁打数、安打数、勝利数、奪三振数は結果の数字です。一方規定回数はプロセスの数字です。結果はどうあれ、それだけの回数を投げ、打席に入ったことの表れですから。
今、ヤンキースのジャッジ選手と大谷選手のMVP争いの議論が白熱しています。ジャッジ選手は言うまでもなく62本のホームランを打ちました。ジャッジ選手が有利と言う論調が強いように思います。
それは62本と言う結果の数字を重視した判断です。所属チームの順位も加味した判断でもあるでしょう。
大谷選手は投打で凄まじい活躍したとは言え、どの数字でもリーグ一位にはなっていません。ですが結果ではなく、プロセスだけを見れば大谷選手の方がはるかに凄まじい活躍をした事は間違いないでしょう。
結果の数字とプロセスの数字。どちらを重視するかは、経営者としても悩ましい話です。そもそもプロセスを数字で判断する事がナンセンスなのかもしれません。
では、プロセスは何で計るのが望ましいのでしょうか。普段の勤務態度を見ていくべきなのでしょうか。ですが一人の日々の勤務状況を常に追うのは不可能です。中間点、または最終的な数字をもとに評価するしかないとすれば、それは線ではなく点による評価です。
また、そのプロセスの評価軸は何でしょうか。何か評価基準があるのでしょうか。それとも他人と相対的に判断するのでしょうか。
もしその評価軸を勤務日数や勤務時間などの作業時間に置くならば、過労死の温床になってしまいます。さらに、長時間ダラダラと勤務することがよしとされていた時代に後戻りです。
評価基準については、経営者として考えればなりません。
私も引き続き拙速に考えず、熟考していきます。
もちろん、大谷選手の評価も一人のファンとして自分なりに考えながら。
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