1月25日 開発・商談の際は確証バイアスに気を付けよう
1月25日ですね。
昨日は甲府で登壇していました。
参加者のかなりの割合がkintoneを触ったことがない方で、私も熱が入りました。ハンズオンもやりました。
kintoneを取り扱う期間が長いと、どうしても交流する人の中のkintoneユーザーや開発者の割合が増えていきます。すると、周りの人たちがkintoneを知っているものだから、世間の人もそうだと思い込んでしまいます。
フォールス・コンセンサス効果。確証バイアスの一種ですね。
これ、気をつけているつもりでも、周りもkintoneを知っていると思い込み、つい勘違いしてしまいます。
私の場合、すでに認知が歪んでいます。偏見にも毒されています。
昨日もまさにそうでした。
私の中でkintoneを知らない方の割合の方が多いイベントは久々だったので、新鮮な感覚を覚えました。
これ、久々だったという言葉自体がまず錯覚の可能性が高いですね。さらに新鮮な感覚を感じた時点で認知のバイアスがかかっています。
このように認知が歪むと何がおこるか。
例えば、商談の際にkintone用語を使ってしまう。お客様へのヒアリングの際に、kintone用語を使い、それの意味をお客様と共有していると勘違いしたまま、お客様と誤解したまま実装に入ってしまう。
などが挙げられます。
私も実際、昨日の登壇でレコードという言葉を当たり前のように使っていましたが、懇親会の場でレコードの意味を勘違いしていた、というお話もいただきました。つまり、私の認識と聴いていた皆さんとの間にズレが生じていました。
今までのシステム開発ではなく、お客様と共に作り上げていくことがこれからのkintone開発の方向性だとしたら、この認識のズレは早めに潰していかないと。
年始からアクアビット蒸留書というガイドラインを作っていますが、その中には用語集も作っています。
この用語集もお客時との早い段階で提示できるようにします。認知のズレを正しておくことは重要なので。
ありがとうございます。 弊社としても皆様のお役に立てるよう、今後も活動を行っていこうと思います。