私がリンゴを潰せるまで

　リンゴ、素手で潰せますか？出来ないなら危機感を持った方がいいですよ。もしある日あなたとアクズメさんは飲み屋で口論から喧嘩になった場合、

左手も無問題。やっば、俺って強すぎ？ pic.twitter.com/5s9ZiOj0mA

— 灰汁詰めさn (@coffcoffueecoff) January 21, 2025

大きくても問題ない pic.twitter.com/OaWyj9uIDl

— 灰汁詰めさn (@coffcoffueecoff) January 23, 2025

　あなたがリンゴのようになるわけですよ。なに？自分はビール瓶やナイフを使うから負けないって？冗談はよしてください。道具を持ち出すなんて反則でしょうが。殺人未遂で逮捕されたいのですか？

　幸い私は心が狭い男ではありません。私の握力強化法を伝授して差し上げましょう。危機を乗り越えようではありませんか。

フィンガープッシュアップ

　もしくは指立て伏せ。自重でできる手取り早いトレーニングです。名前の通り指先で体重を支えて腕立て伏せを行います。やることが至ってシンプルですが通常プッシュアップなら1分間60回できる私でも指を鍛えられていない状態で最初は3回ぐらいで指関節が痛くて終了しました。それから徐々に指も慣れて回数が伸びて、今は1セット20回できるようになりました。

　フィンガープッシュアップは指に重い負担がかかるわりに効果が薄く、実用性よりもパーフォーマンス向きのトレーニングという見解も見かけますが、そもそも筋トレはすべてフィジカルの強さを見せつけて周りに圧をかける目的だと思うのでやって損はないと思います。

ハンドグリップ

　握力鍛錬といえばまずハンドグリップを連想する人が多いではないでしょうか？

　こんな形の器具ですね。画像はAIさんい生成してもらったのでスプリングの位置がおかしいですが。ドンキとかで売れてますし、スプリングを調整して強度を変えるタイプもあります。

　もちろん普段は使いますが、正直言って苦手です。握ると「ギィィ……キャッ」の音がなかなかうるさいし、掌と擦れて手垢が出るし、指の裏の皮膚がめくれて痛いです。

　ハンドグリップ以外の選択肢はないのかと思いつつ、スポーツ用品ショップを訪れた私はとあるものに目を付けました。

　ラバー製のドーナツです。低中高3種類の反発力を選べます。一見筋力弱者が気休めに購入して数回しか使わずデスクの引き出しに入れてそのまま数年が経ち経年劣化でボロボロになるおもちゃのような外見だが、侮ってはいけない。私も「こんな筋力弱者が気休めに購入して数回しか使わずデスクの引き出しに入れてそのまま数年が経ち経年劣化でボロボロになるおもちゃで握力を鍛えられるわけが……」と思って試しに握ってみると、意外に握り心地がよく、反発力もそれなりに強く「おッおッお！？」と鎬紅葉の握力に驚く勇次郎みたいな反応でした。

　即購入し、それからはオフィスや運転中でにぎにぎしていました。大体は1セット50回でやっている。結構前腕が疲れます。ハンドグリップと比べて音がほとんど出ないし皮膚の消耗も少ないのでおすすめです。

リンゴを選ぶ

　リンゴと言っても品種や鮮度によって硬さが変わります。最初はあまり硬くないかつ手のひらに収めるサイズのリンゴでチャンレンジして自信を付けるのもいいでしょう。私はフランス輸入の小リンゴでチャレンジ成功しました。食べるとなかなかのスカスカ具合でした。それと破壊したリンゴはなるべく再利用してください。自分で食べたり家族やペットに分けたりなどフードロスがないようよろしくお願いします。

最後

　筋肉が付きにくく比較的に非力な私でもやり遂げたのであなたがこれ以上できる可能性は大々的にあります。今日からフィンガープッシュアップしてラバードーナツを握りましょう。そしてリンゴを潰した動画で家族や友達にシェアしてわからせるのです。成功を祈ります。私もこれからは王林など硬い品種の破壊に向けてトレーニングを励みます。