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豊崎由美さんの書評講座で書評王に『DTOPIA』安堂ホセ 著

Xでもご報告しましたが、豊崎由美さんの書評講座で安堂ホセさんの『DTOPIA』の書評を書き、書評王に選ばれました!


昨年頃から、小説を書くだけでなくもっと読んでいきたいという気持ちが強く、読む機会を作りたい、様々な読み方を学びたい、という動機で、書評講座を受けることにしました。山形小説家・ライター講座というところで開催されている、豊崎由美先生の書評講座です(小説・エッセイ・詩などを様々な先生にみてもらう講座もありますが、私はそちらには参加していません)。


元々、書評をほとんど読んだことがなかったのですが、参加を決めてからコンビニで週刊文春を買ったり、歯医者の待ち時間に週刊新潮を手にとったり、手持ちの文芸誌の書評欄を見たりして勉強。豊崎さんの著書『ニッポンの書評』も読んで勉強(めっちゃ面白かった)。


この書評講座は約半年間の期間に全三回実施されます。毎回いくつかの課題図書が発表され、自分で掲載媒体と字数まで想定して書評を書き、提出。事前に他の参加者の書評を読んで採点した後、zoomにて豊崎さんと参加者で意見を言い合います。参加者同士の採点でトップの成績を収めると書評王、豊崎さんがものすごくいいと思った書評があればトヨザキ賞に選ばれます。

私は第一回で中島京子さんの『うらはぐさ風土記』を選び、まずまずの結果(本はとっても良かった!)。第二回は忙しくて参加できず。そして今回、第三回では安堂ホセさんの第172回芥川賞受賞作『DTOPIA』の書評を書き、書評王に選ばれました。
トヨザキ賞には選ばれなかったものの、豊崎さんのご指摘はすごく納得したし、自分が力を入れて書いた"読み"のところは褒めてもらえたので、大満足の結果となりました。


書評は山形小説家・ライター講座のnoteとHPに公開されています。『DTOPIA』を読んだ方も、まだ読んでいない方も、ぜひぜひ。


読み方を学べただけでなく、書評という分野自体にもすごく興味が沸いて、いい経験となりました。私が編集している同人アンソロジー『汀心』にも書評と映画評はずっと掲載していきたいと思っていて、自分が書くときにも、寄稿者の方の原稿をチェックするときにも、活きる力が身についたはず。本当に受講してよかった。


今年も六月から講座が始まるみたいなので、要チェック。私もまた参加するかどうか、考えようと思います!


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