54%は「無理したことがあると回答」コラボカフェは“悪”なのか
アイドルやアニメなどのコンテンツがカフェとコラボした企画を実施するようになってずいぶんと経ちますが……先日「残しものが多すぎる」という指摘がSNS上で起きました。
これらはフードやドリンクに付く“特典”欲しさに食べきれない量を注文することが原因だと思うのですが、ぼくはアニメもアイドルも様々なコラボカフェに行っているので、今日はその楽しさと、悪質さについてまとめたいと思います。
入店が難しいほどの人気ぶり
そもそも前提として、コラボカフェは「お! なんかやってる!」と思ってもフラッと入店できないことが多いです。事前予約制だったり、開店と同時にその日の券が完売したりします。事前予約のチケット取りは先着制が多く、即完売する界隈も少なくありません。そして、入店するためだけに我々オタクは入場料として500円とか払っているので泣けます。
店舗に関しては、常設で構えている店舗もあれば、シーズンごとにコラボ相手を変えるコラボ専用に建設されたカフェもありますし、カラオケ店やファーストフードのチェーン店が一定期間のみタイアップとしてコラボメニューを出すパターンなどがあります。
実際に、216人のオタクの方にアンケートを実施して聞いたところ、行ったことのあるオタクは84.7%という結果に。
ひと時代前は、味とか見た目のクオリティに対しての指摘が多かったのですが、どちらも今は解決されてきているように思います。味に関しては本当に美味しいカフェも多く、見た目へのこだわりも年々感じます。
アンケートを見ると、やはり料理の見た目や味以上に特典が重要視されていることがわかりました。
ただ、今回やり玉にも上げられた「特典」をはじめとして、他にも何点か困ることが……。
コラボカフェの弊害
①料理ができた順番で運ばれてくる
一部のカフェでは、デザートであっても食前食後の指定はできず、完成した順番で運ばれてくることがあります。オタクは全品揃ってから写真に収めたいのですが、溶けたり冷めたりするため、テーブルに運ばれて来た順番で胃に入れていくしか無く……食い合わせもなにもあったもんじゃ無いわけです。
②複数注文しないと推しのコースターが当たらない
ドリンクを頼んだ分だけコースターがもらえるという仕組みを採用しているカフェがあるのですが、ランダム形式の場合、何杯も飲まないと推しが当たりません。そのため、ぼくも購入限度として設けられている杯数(大体1人3杯まで)を頼むのですが、何で色をつけられているのかも、何の味なのかもわからない青い液体をひたすら飲みました。ドリンクも一気に3杯運ばれた場合、最後の方は氷が溶けて、あまり美味しくいただけないんですよね……(小声)。
ドリンクにコースターが付いてくるのではなく、コースターにドリンクが付いてくる感覚の方も多いはず。
アンケートを見ても、特典のために食事量や金銭面で無理をしているオタクが続出。食事量での無理は4割のオタクが経験。
③厳格な時間制限で食べ残しが発生
量が多いため食べたり飲んだりするだけでも大変なのですが、店内には店舗限定の動画が流れていたり、壁に装飾が施されていることもあるため、その撮影が発生します。特典がランダム形式の場合は1枚1枚引く手間も。他にもグッズを買う時間や会計の時間も込みになるため、常に時間に追われることになります。
入場券が必要なカフェの場合は、次の回の入場が始まるため、絶対に時間内に退店しないといけないのです。これもまた食べ残しが発生する要因の1つと考えられます。
「カフェ」である意味とは?
推しに会えるわけでもないですし、飲食を伴うカフェという形を取ることに意味はあるのだろうか? と真剣に考えてしまいますが、最後にコラボカフェが楽しみな皆さんの意見も見てみましょう。
個人的には「テーブル狭い問題」に共感しました。某新宿の会場は、今からチェスでも始めるのか? ってくらいチェスの盤並に狭いテーブルで本当に驚きました。
とはいえ、やっぱり素敵な空間なんですよね。同じものを愛する人たちが集う場所を無くしたくないので、みなさんも食べ残し/飲み残しには気をつけながらコラボカフェを楽しみましょうね☕
コラボカフェの参考動画
それではみなさんも、推しと推しあわせに~
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