移籍話顛末と秋山帰阪…今週の『ブギウギ』
銭湯「はな湯」の看板娘から“ブギの女王”と呼ばれる戦後の大スターになっていく花田鈴子→福来スズ子(澤井梨丘さん→趣里さん)が、暗い戦争の時代や、燃えるような恋と別れなどを乗り越え、人々に勇気と希望を与えていく朝ドラ『ブギウギ』第7週「義理と恋とワテ」。
梅丸楽劇団旗揚げ公演の大成功から一年。スズ子と秋山(伊原六花さん)がすっかり人気者になっていた月曜日。そこにUSKの林部長(橋本じゅんさん)がやってきて、「2人のうちどちらか1人に大阪に戻ってきて欲しい」との依頼。恩は感じつつも、二人は乗り気ではない様子。
スズ子の新曲のために羽鳥善一(草彅剛さん)は、作詞家の藤村薫(宮本亞門さん)を呼んでいて。その対面の場に現れたのが、ブルースの女王と呼ばれた茨田りつ子(菊地凛子さん)。藤村以上の失礼な物言いにスズ子も怒り。最悪の第一印象から、今後は好敵手になっていくのでしょう。
一方の秋山は、ダンサーの中山(小栗基裕さん)と恋人関係になっているものの、女役をやるよう言われるなど、ダンサーとして自分より実力があることもあり、コントロールされている感。
スズ子が演出家の松永(新納慎也さん)から、ライバル会社である日宝への移籍話を持ちかけられた火曜日。日宝の社長・大林林太郎(利重剛さん)からは今の1.5倍の給料を出すと持ちかけられます。
このタイミングで、スズ子の弟・六郎(黒崎煌代さん)から手紙が届き、六郎が徴兵検査で甲種合格したことと、ツヤ(水川あさみさん)の腰痛が治らず、熱々先生(妹尾和夫さん)から精密検査を勧められており、入院したら多額のお金がかかると。戦死&病死フラグ立ちました。中山にプロポーズされた秋山ですが、止めておいた方が賢明。
スズ子の移籍話を聞いた辛島制作部長(安井順平さん)が、下宿先に怒鳴り込んできた水曜日。移籍させないために、スズ子を軟禁しようとしますが、先に松永と話をつけたいスズ子は、秋山のアシストで脱出。
松永と会ったスズ子は、どちらの会社にも義理が立たないので一緒に逃げて欲しいと懇願。好きだと告白までするのですが、海外に恋人がいると断られ。意識消沈でレコード会社に戻ったスズ子は、茨田りつ子から「浮かれて自分が見えなくなってるんじゃない?」と鋭い言葉。
「悔しいけどあの女の言う通りですわ」と下宿に戻ったスズ子。待っていたのは「妙に明るいおじさんと変にカッコつけたおじさん」の羽鳥と藤村で、スズ子の新曲づくりに熱中していました。
歌う資格がないというスズ子に、羽鳥が言葉(名言)をかけた木曜日。恐らくは来週(あるいは今後のスズ子の人生)の辛い展開への伏線であり、スズ子を後押しする言葉。
これからもきっと、人生は色々ある。まだまだ、こんなもんじゃない。嬉しい事も、辛い事もたくさんあるよ。だから、嬉しい時は気持ちよく歌って、辛い時はやけのやんぱちで歌う。僕たちは、そうやって生きていくんだよ。
羽鳥と一緒に仕事することを選んだスズ子は、日宝に断りを入れ、松永と切なくも笑顔で「Good Luck」な別れ。秋山も中山のプロポーズを「全く愛してないです」ときっぱりと断り、大阪に帰ることになりました。「やば山」残念(笑)。
スズ子が辛島制作部長に詫びを入れ、梅丸楽劇団に復帰した金曜日。早速、新曲の「センチメンタル・ダイナ」のレッスン。秋山が大阪に帰る前夜。東京に来た日にスズ子とやった「せっせっせ」再びで、涙ぐむ二人。
スズ子が舞台で「センチメンタル・ダイナ」を初披露した頃、大阪に帰る列車内では、秋山がタップで離れたスズ子とセッション。この演出が秀逸でしたね。
そして次週予告は不穏。来週の『あさイチ』プレミアムトークゲストは水川さん。これは死亡フラグ確定かな。