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俳優ノート『柳楽優弥さん』

気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回は2024年10月にスタートする、『ライオンの隠れ家』に主演する柳楽優弥(やぎらゆうや)さん。1990年生まれ。妻は女優の豊田エリーさん。スターダストプロモーション所属。

是枝裕和監督の映画『誰も知らない』(2004年)でいきなり主演デビュー。カンヌ国政映画祭では史上最年少で男優賞を受賞という、華々しいスタート。

その後も『星になった少年 Shining Boy & Little Randy』(2005年)、『シュガー&スパイス 風味絶佳』(2006年)、『包帯クラブ』(2007年)と主演映画が続きましたが、一時期俳優業を休業。

復帰後、初の連ドラ主演作となったのが『アオイホノオ』(2014年)。福田雄一監督のコメディ作品で、柳楽さんの振り切った演技をはじめ、安田顕さん・ムロツヨシさん・中村倫也さんらも最高。傑作です。

朝ドラ『まれ』(2015年)の大輔役や、『ゆとりですがなにか』(2016年)のまりぶ役など、脇役としても爪痕を残し続る中、『お母さん、娘をやめていいですか?』(2017年)も是非みて欲しい作品。斉藤由貴さんの毒親ぶりが見事です。

柳楽さんが主演したNHKのSPドラマ『太陽の子』(2020年)も忘れ難い作品。かつて日本でも原子爆弾の開発研究が行われていたという史実に基づくドラマ(後に映画)なんですが、柳楽さんの弟役だった三浦春馬さんが、放送直前に亡くなったんですよね。ドラマとリンクして泣けました。

最後も主演した『二月の勝者-絶対合格の教室- 』(2021年)。『アオイホノオ』もそうでしたが、漫画原作のキャラクターも上手く演じるなあと。井上真央さんがヒロイン役で、安定した面白さでした。

余談:じっくり書く余裕がないので、一部の新ドラマの感想を短信で。
①『オクラ』は反町隆史さん演じる主人公の暴走ぶりが、『GTO』の鬼塚感。ラストに大どんでん返しあり。
②『その着せ替え人形は恋をする』は、初心男とグイグイ来るギャルの感じが悪くない。ギャルがアダルトゲームにハマっている設定に驚き(笑)。
③『私の町の千葉くんは。』は、主人公が振り回さる系の軽いノリのラブコメ。回想シーンのセーラー服と学ランは少し無理があるかも。

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