ドラマ日記『どうする家康』（27話）＆『VIVANT』（初回）
今川家の人質としてひっそり生涯を終えると思っていた元康（後の徳川家康＝松本潤さん）が、個性派だらけの家臣団の助けを借りながら、乱世に飛び込んでいく、スピード感あふれる波乱万丈のエンターテイメント『どうする家康』の第27話「安土城の決闘」。
京の本能寺で信長（岡田准一さん）を討つ計画を家臣たちに明かした家康。並々ならぬ家康の決意に、家臣たちの意見は賛成と反対で真っ二つに割れるが、忠次（大森南朋さん）は、家康の決断を信じようと家臣団を諭す。
安土城に招かれた家康。饗応役の明智光秀（酒向芳さん）を信長の側から排除するため、出された天下一の「淀の鯉」で一芝居。信長は激高し、光秀を打ちのめし、追放。『真田丸』では岩下尚史さんが光秀役で、同じように折檻されて話題に。
その後、信長に呼ばれた家康。度重なる挑発にブチ切れ、本音を明かしてしまいましたが、それでも「俺の代わりをやる覚悟があるなら、俺を討て。待っててやるさ。やってみろ」と信長。自らの死を予感しているのか、家康への歪んだ愛なのか。
限界突破のアドベンチャードラマ『VIVANT』の初回。主人公の乃木憂助（堺雅人さん）は所謂商社マンで、海外でのプロジェクトのため送金した額が一桁違い、さらにあらぬ疑いをかけられた乃木は、誤送金分を取り戻さなければクビになるという立場。
早速、バルカ共和国に飛んだ乃木でしたが、交渉は上手くいかず。さらにテロ組織の関与が疑われ、それに伴う爆発事件が起こり。乃木は助けてくれた公安警察の野崎守（阿部寛さん）と医師の柚木薫（二階堂ふみさん）とともに、現地警察に追われることに。
海外での長期ロケだからこそ成し得た圧巻の画作り。ヤギの大群と強行突破が凄かったですね。そして治外法権。乃木自身も二重人格的なキャラや過去のトラウマがあるようで、それが誤送金の件とどう絡んでくるのか。まずまず楽しめました。
余談：森川葵さん主演の『褒めるひと褒められるひと』第24話。「第2の星野源」と言われている川崎鷹也さんと、ホリプロのスター候補・吉柳咲良さんによる、高橋優さんの「spotlight」デュオが素晴らし過ぎた。