ドラマ日記『六番目の小夜子』
五輪放送によるドラマ不足対策のためか、NHK総合では『深夜のイッキ見!まつり』と題した特集が行われ、大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺』、朝ドラ『エール』の総集編に続いて、伝説のドラマ『六番目の小夜子』が放送されました。「NHKプラス」なら7日まで視聴可能。
恩田陸さんの名作小説を、『アシガール』の宮村優子さんが大胆に脚色。中学校を舞台にしたミステリーとしてよく出来ていますし、学園祭の回など演出も冴えていて、ジュブナイル作品の名作といわれるわけですね。cobaさんの音楽がホラー風で怖くて、そこがいい(映画『オーメン』風)。
そして一番の目玉は、現在ではスターとなった俳優・女優たちの若き姿と演技を堪能できること。ざっと挙げると、鈴木杏・栗山千明・山田孝之・松本まりか・勝地涼・山崎育三郎(敬称略)。鈴木&栗山さんのタイプの違う美少女で、山田さんは繊細な美少年。松本さんは当時からしっかりした演技。
ドラマが放送されたのが2000年で、山田さんが朝ドラ『ちゅらさん』に出演したのが2001年。担任役で、本ドラマのキーマンを演じた村田雄浩さんも『ちゅらさん』にメインキャストで出ていただけに、二人は再共演というわけです。