スズ子の出産と愛助の死…今週の『ブギウギ』
銭湯「はな湯」の看板娘から“ブギの女王”と呼ばれる戦後の大スターになっていく花田鈴子→福来スズ子(澤井梨丘さん→趣里さん)が、暗い戦争の時代や、燃えるような恋と別れなどを乗り越え、人々に勇気と希望を与えていく朝ドラ『ブギウギ』第18週「あんたと一緒に生きるで」。
舞台「ジャズカルメン」が初日を迎えた月曜日。いざという時のために、看護師の東(友近さん)が見守る中、スズ子のパフォーマンスで観客席は沸き、指揮者の羽鳥(草彅剛さん)もノリノリ。
同じ頃、療養中の愛助(水上恒司さん)は瘦せ細り、病状も悪化。そんな中、トミ(小雪さん)を呼び出した愛助は、スズ子との結婚を認めてもらおうとしますが、話は平行線のまま。
主治医から愛助の外出許可が最後まで出なかった火曜日。そんな中、舞台最終日を迎え、茨田りつ子(菊地凛子さん)がスズ子の楽屋を訪ねて来て。話の流れの中で、実は出産経験があるという衝撃発言。
最後のステージを無事終えたスズ子でしたが、愛助からの手紙がハガキに替わったことで、病状を心配。山下(近藤芳正さん)に様子を探ってもらうよう依頼するのでした。
「ジャズカルメン」が終わって3か月経った水曜日。ハガキは来るものの、一向に帰ってこない愛助。業を煮やしたスズ子は、山下(近藤芳正さん)と坂口(黒田有さん)を問い詰め、本当は病状が悪化していることを知り。
不安を抱えたスズ子は羽鳥の妻・麻里(市川実和子さん)を訪ね、悩みを打ち明けると、3人の子供を育てている先輩ママとして、スズ子に寄り添い優しくアドバイス。
愛助が自らの死期を悟った木曜日。それでもトミには「僕はスズ子さんと結婚するで」と。トミももはや助からないことがわかっているだけに、「あんたが病気治したら、お母ちゃん何でも言うこと聞いたるわ」と。
愛助が危篤という知らせを受けた山下と坂口。スズ子が無事出産するまでは、そのことを伏せておくことが愛助の意志でもあるとわかってはいるのですが、心配でスズ子宅に様子を見に行ったところ、陣痛で苦しんでいる彼女を発見。病院へ連れて行きました。
スズ子が無事女の子を出産した同じタイミングで、愛助は死去。生と死が交わる描き方でした。これで、生まれた女の子が、記憶を保ったままの転生した愛助だったら、『推しの子』展開ですが、まあないでしょう。
スズ子に山下が愛助の死を伝えた金曜日。スズ子はあまりのショックに、自らの死も口にしますが、山下が諫め。愛助の最後の手紙を読み、赤子を愛子と命名。彼女と二人で生きる決意をしました。
来週はやっと明るくなりそうですね。