俳優ノート『岡田健史さん』
気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回は、2021年春ドラマ『桜の塔』&大河ドラマ『青天を衝け』に出演する岡田健史さん。
2018年、恋愛ドラマ『中学聖日記』で、俳優デビューにして主人公の相手役に大抜擢された岡田さん。正直、演技は粗削りでしたが、逆にそれが、コントロールできない“衝動”に突き動かされる、中学生の不器用さに不思議とマッチ。目力含め、見る者を強く惹きつける魅力がありました。傑作。
婚約者(町田啓太さん)がいる身にもかかわらず、勤務先の学校で出会った10歳年下の中学生・黒岩明(岡田さん)に心惹かれていく女性教師・末永聖(有村架純さん)の、儚くも美しい“禁断の恋”を描く。
その後しばらくは、単発ドラマやゲスト枠など、出演作は抑えられていましたが、配信ドラマ『フォローされたら終わり』(2019年)を経て、これも抜擢といっていい『MIU404』(2020年)に起用されました。俳優としてもずいぶん成長し、相棒役の橋本じゅんさんともいいコンビ感。傑作。
警視庁刑事部・第4機動捜査隊が舞台。志摩(星野源さん)と伊吹(綾野剛さん)、陣馬(橋本さん)と九重(岡田さん)がバディを組み、24時間というタイムリミットの中で犯人逮捕にすべてを懸ける!
最後は、11年間野球に打ち込んできた岡田さんにピッタリだった『これっきりサマー』(2020年)。例の感染症の中、NHKで5夜連続で放送されたショートストーリー。脚本は寡作で知られる名脚本家・木皿泉さん。傑作。
夏の甲子園大会が中止になり、町中から同情されている高校球児の薫(岡田さん)の前に、ロック好きな同級生の香(南沙良さん)が現れる。香も夏フェスが中止になってがっかりしていた。会話を交わしはじめた二人は、やがて、甲子園と夏フェス、それぞれにかける相手の本当の思いに気がつき…。
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