新種発見と田邊闇落ち…今週の『らんまん』
江戸時代末期、土佐の裕福な商家に生まれた、後の天才植物学者・槙野万太郎(森優理斗さん→小林優仁さん→神木隆之介さん)。東京帝大植物学教室の助手として研究に没頭。理不尽な目に合うも、夢のために情熱を失わず突き進んでいく、朝ドラ『らんまん』の第15週「ヤマトグサ」。
植物学者として認めてもらうため、植物図鑑づくりに着手することを、万太郎が寿恵子(浜辺美波さん)伝え、寿恵子も了承した月曜日。しかし、また睡眠を削りそうで心配な寿恵子。
一方、「専属プラントハンター」の提案を万太郎に断られた田邊教授(要潤さん)は、動物学教授・美作秀吉(山本浩司さん)との会話に苛立ち、その怒りを講師の大窪(今野浩喜さん)にぶつける展開。現代ならば、アカハラ(アカデミックハラスメント)ですね。
寿恵子が長屋の福治(池田鉄洋さん)に、「身の丈に合わない望みは不幸になる」と諭された火曜日。大畑印刷所を万太郎と訪ねた寿恵子は、印刷の過程をつぶさに観察。それを見ていた佳代(田村芽実さん)は寿恵子推しとなり「天女」と(笑)。
職人含め、皆で少なめの賄うどんを食したのち、寿恵子は大畑夫妻(奥田瑛二さん&鶴田真由さん)に、「石版印刷機を買うことはできませんでしょうか?」と切り出し。
石版印刷機一式で1000円かかると大畑が伝えた水曜日。寿恵子は「峰屋」を去る時に、綾からもらったお金が1000円あると明かし。万太郎も決断し、早速購入してしまいました。500円ぐらい残しとかないと、資材費もかかるし、そもそも子供が出来たらどうするという感じですが、大博打ですね。
万太郎が機材を長屋に置くリフォーム相談をりん(安藤玉恵さん)にしていたら、倉木(大東駿介さん)が賛同してくれて、すっかり味方に。にしても、倉木に万太郎が渡したあの100円はどうなったんでしょうね?
その後、講師の大窪(今野浩喜さん)と波多野(前原滉さん)と藤丸(前原瑞樹さん)の3人が長屋にやってきて。大窪は万太郎の新種の植物の研究を手伝わせて欲しいと頭を下げ、自らのこれまでの歩みと思いを語り始め…。
大窪との共同研究を万太郎が受け入れた木曜日。二人はこのことを助教授の徳永(田中哲司さん)に報告。徳永は共同でやれば植物学教室の実績となることを念押し。万太郎はそれも良しとしたことから、徳永は研究を許可。
徳永からその件を報告された田邊は激怒。そんな田邊に対し徳永は「槙野はこれが植物学教室の実績となってもいいと譲ってくれたんです。今、私たちがすべきことは、槙野に礼を言うことですよ」と一喝。当初の徳永のイメージ一変。
大晦日を忘れるほどに研究に明け暮れた万太郎と大窪。ついに新種発見と証明し、皆で喜びを爆発させます。しかし、その雄叫びを耳にする田邊には孤独が滲み…。
石版印刷機が長屋に届いた金曜日。万太郎と寿恵子は二人三脚で、新種の植物「ヤマトグサ」を発表する植物学雑誌と図譜の制作に着手。しかし、版元から100円の先払いを求められ、寿恵子が資金繰りに苦労していると、倉木が例の100円を万太郎に渡してくれて。長いロングパスからの伏線回収。
一方、田邊が新種として発表しようとしていた戸隠草を、英国留学中の伊藤孝光(落合モトキさん)が先に発表していたことを知り激怒。そして、寿恵子妊娠。おめでたいことですが、ますますお金がかかるよ…。
余談:今週のラジオ『宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど』は、徳島県民の愚痴。各地方の愚痴シリーズですが、ここまでディスったのは初かも(笑)。『あまちゃん』の話題も。