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ドラマ『かぞかぞ』(第4話)&『西園寺さんは家事をしない』(第6話)

家族をめぐる「楽しい」や「悲しい」など一言では説明ができない、情報過多な日々の出来事を、笑えて泣けて考えさせられて、心がじんわり温かくなる令和の新しいホームドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった(#かぞかぞ)』の第4話。

七実(河合優実さん)、ひとみ(坂井真紀さん)、草太(吉田葵さん)が沖縄を満喫して帰って来た! 芳子(美保純さん)も1人の時間を楽しんだようだ。だけど、帰って来た七実は燃え尽きぎみ。気乗りしないまま向かった大学で、「ルーペ」の学生起業家・首藤颯斗(丸山晴生さん)と出会う。

パリオリンピックのため、2週放送が休止後の第4話。さだまさしさんの名曲「無縁坂」を想い出した冒頭。その坂道は、岸本家の愛車「ボルちゃん」購入のきっかけになると共に、車椅子ユーザーとなったひとみの挫折と復活のシーンにもつながる、相変わらず上手い構成。

基本的に地頭が良く、一度エンジンががかると圧倒的な熱量を発する七実ですが、気分に波があり。そんな彼女が首藤の話を聴いて、即行動。マルチ(福地桃子さん)によれば、「数か月に一度黒光りするあの目は、捉えた獲物を離さない。まさにアンビシャス・スナイパー」と(笑)。

HPも作成できるなど、口から出まかせ話も交えて、猛然と自分を売り込む七実。お試し期間ということで試験採用され、入門書購入から始めてHPを完成させた七実。さすが、小学生時代にネット掲示板で活躍しただけのことはある。

一方、ひとみはリハビリ先の患者さんに大人気。いわゆる「聞き上手」という「才」があり、病院スタッフの佐々木(佐藤貢三さん)から、心理カウンセラーという道もあると勧められ、入門書を取り寄せます。

七実は「ルーペ」の仕事にひとみを巻き込もうとしますが、当初は躊躇。しかし、ひとみや草太の成長ぶりに後押しされ、「ルーペ」のコンペに参加。ひとみの言葉が決め手となり、コンペを勝ち取ると共に、七実は「ルーペ」の広報に、ひとみは「アドバイザー」に就任。

人を肩書で見るなといつも思ってはいますが、初めて自分の名刺が出来たときの嬉しさをちょっと思い出しました。

草太の過去回想シーンでの同級生の「岸本君の障害って治るん?頭が悪いん?」という、そこだけ切り取られると炎上しそうなセリフも平然と入れてくるスタッフ陣の覚悟。そこから「ハートの強い」草太のサッカー試合での感動シーンへつなげていて見事。

いや、今週も最高でした。

仕事はバリバリやるが、 家事は一切しない38歳独身女性の西園寺一妃(松本若菜さん)が、年下の訳ありシングルファーザー・楠見俊直(松村北斗さん)と「偽家族」として暮らすことになるハートフルラブコメディ『西園寺さんは家事をしない』の第6話。

楠見と横井(津田健次郎さん)の衝撃発言&行動で、西園寺さんは大混乱!楠見も自分の行動に困惑していた。しかし楠見はひょんなことから自分の行動の“理由”を発見する。一方、横井は西園寺さんに本格アタック開始でデートに誘う。

二人から求愛っぽい発言をされた西園寺に、佐藤(濱田マリさん)は「捕らぬ狸の恋煩い」で勘違いかも知れないとアドバイス。そこで真意を確かめるべく、まずは楠見に話を聴くと「家族愛」だと。

楠見の「家族愛」発言に気を良くした西園寺。横井のデートの誘いを受けるも、求愛だったら断ろうと構えていましたが、横井が関わっている子供食堂を一緒に手伝い、家族以外にも頼っていいいという横井の理念に共感。別れ際、正式に告白され、検討することに。

翌日、楠見が再び家を出ようとしているのを発見した西園寺。急遽、家族会議を開き、「偽家族」を維持したまま、パートナーの有力候補である横井に理解してもらえるかどうか判断してもらうことに。

西園寺宅の実情を知り、驚愕した横井でしたが、嫉妬心を吐露しつつも、「偽家族」に賛同。西園寺とはとりあえず「仮彼氏」として、つきあうことになりました。

「偽家族」+「仮彼氏」が上手くいくのか。まあ、この手のラブコメで「どっちを選ぶ!?」みたいな展開は常套手段ですが、一婦多夫制でもいいんじゃないかなと、自分はついつい思ってしまいます。


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