ドラマ日記『ポケつめ』&『帰ってきたらいっぱいして。』(初回)
小さな広告代理店に転職した赤城まどか(西野七瀬さん)に、実家からゲームボーイポケットと『ポケットモンスター 赤』のソフトが届く…ポケモンを通じて主人公が成長していく世界初の“ポケモンヒューマンドラマ”『ポケットに冒険をつめこんで』の初回。
まどかは学生時代から憧れていたクリエイターを目指して、東京の小さな広告代理店・ADventureに転職する。夢を追いかけ上京したまどかだったが、現実は甘くなかった…。想像していたキラキラした世界とは無縁の毎日を過ごしていると、突然会社の命運を握るプレゼンを引き受けることになる。
地元の大学を卒業し、地元の蒲鉾メーカーで働いていたまどかは28歳ですから、社会人経験が5年ぐらいはある計算でしょうか。社員はまどか含めて6人という零細のためか、畑違いから転職し数か月ですでにそれなりに仕事ができている設定になっていました。
実家からポケモンが送られてきますが、まどかの家には乾電池がなく。すると、ポケモン自身が意志を持ったかのように、まどかのバッグに入り込み。職場で残業中にポケモンを見つけたまどか。会社の備品電池を見つけ、ゲームに夢中になり。仕事しろ(笑)。
会社の太客である調理器具メーカーの三代目社長(日向丈さん)が、競合プレゼンの意向を示しますが、相手は大手代理店だけに、みな腰が引けて手を挙げず、仕方なくまどかに役が回ってきます。いいアイデアが浮かばない中、ポケモンがヒントに。
新製品の特長を強調するのではなく、原点回帰が社長の目指すところだと考えたまどか。見事にそれが当たり、プレゼンを制しました。大手代理店の社員・工藤美登里役で内田理央さんが出演しています。まどかとは幼馴染で、何やら因縁がありそうです。
ポケモンの効果音や画面も使われており、ポケモン世代には懐かしさもあります。
ティーンズラブ女性作家・福永朱音(浅川梨奈さん)と、エリートだがクズの年下サラリーマン・高城直哉(小島健さん)が織りなす、ドキドキ過ぎる同棲ラブストーリー『帰ってきたらいっぱいして。』の初回。
恋愛経験がほぼないアラサーのティーンズラブ漫画作家・福永朱音は、一流企業で働くイケメンだが女癖が悪い年下のクズ男・高城直哉と、“参考資料”として同棲生活を始める。
ずいぶん前に単行本は出ているものの、今は崖っぷちの朱音。マンション更新の審査が通らず困っていたところ、行きつけの喫茶店で、同棲予定の女性から水をかけられ、別れたばかりの直哉と出会います。住居という点でお互い困っていたため、同居に至るというパターン。強引ですが。
編集者から、リアルさが足りないというダメ出しをされていた朱音は、直哉に参考資料になってもらうよう頼み、さっそくキスする実感について問うと、実践しないとわからないと答えた直哉は朱音にキス。漫画のヒントを思いつき、初めてのキスの感触をメモする朱音。
最後に高校時代の直哉の回想シーン。もう恋はしない、みたいなセリフがあったので、何かしらのトラウマから、真剣な恋を避けて、女遊ぶに走ったということなのでしょう。で、朱音の参考資料になる内に、彼女に本気になる展開かと。
タイトルからすると、いきなりトップギアに入るかと思われましたが、妄想シーンを除くとキス止まりだった初回。次回はデート実践というように、順番を踏むようです。
余談①:普段はドラマで手一杯なので、アニメはなかなか見ないのですが、今期は『薬屋のひとりごと』の第1話~3話までを、TVerで一気見。原作の存在は知っていましたが未読。いや面白い。しかも、アニメとしてかなり出来がいいのでは。視聴継続決定。
余談②:ドラマ好きでも、朝ドラと大河ドラマ以外はスルーされている方が結構多く。『大奥2』は間違いなく、今期一番の傑作確定。仲間由紀恵さんのサイコパスな怪演に震える第4話でした。このタイミングで、TVerでは『トリック』を配信開始。仲間さんの女優としての成長がよくわかります。