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ドラマ日記『大奥 season2』(第7話)

吉宗の遺志を継ぎ、若き医師たちが「赤面疱瘡」撲滅に向けて立ち上がるその後の物語から、女将軍をはじめとした幕府の人々が、江戸無血開城のために奔走した幕末・大政奉還の物語までを描く『大奥 season2』の第7話。

家定の正室としてやってきた胤篤(福士蒼汰さん)。薩摩が内部から幕政を操るために送り込んできた者として、彼を警戒していた瀧山(古川雄大さん)と家定(愛希れいかさん)だが、その美しい容姿に圧倒される。

体が弱く、子供が産めないと思われていた家定の跡継ぎ問題。胤篤に信頼を寄せるようになった家定は、胤篤を同席させた上で、候補者の水戸徳川家・斉昭の息子にして一橋家の当主・一橋慶喜(大東駿介さん)と、紀州徳川家・福子(志田彩良さん)と面会。

家定を女将軍と見下すような不遜な態度をとる慶喜。朝ドラ『らんまん』倉木から一転、悪い大東さん(笑)。一方、まだ幼さはあるものの、聡明な福子でしたが、用意されたカステラを食べたところ、毒が入っていて。一命は取り留めましたが、このドラマでカステラが出ると高確率で毒入り。

跡継ぎ問題の水面下の争いを牽制する意味でも、子をもうけようと家定に提案する胤篤。部屋に籠りがちだった家定を外に連れ出し散歩。結果、家定は食欲が湧き、それが活力となり、さらなる運動。すっかり健康になった家定。

そんな中、市中でコロリ(コレラ)が広まり、原因は異国船と推測されたことから攘夷派の徳川斉昭は激怒。老中・正弘(瀧内公美さん)は叱責されます。その後、井伊直弼(津田健次郎さん)が現れ、諸大名などから広く意見を求める正弘の姿勢を非難しますが、これに正弘は反論。

様々な改革を打ち出していた正弘ですが、道半ばで病のために倒れ。面会に来た瀧山に、悔しさを語る正弘。瀧山はそんな正弘を抱きかかえ、家定のいる場所へ。

胤篤と共に馬に乗ってやってきた家定。「今度は私がそなたの身代わりを務める」という家定に、正弘は「身代わりは、阿部のお役目。最後まで、わたくしにお役目を、全うさせてくださいませ」「上様の過去も、病も、わたくしがすべてあの世に。わたくしにお運びさせてくださいませ」と涙。

正弘のことで荒ぶる家定でしたが、なだめる胤篤とついにキス(接吻あるいは口吸い)。いい方向に向かうかと思いきや、通商条約の調印条件を巡って堀田正睦(高木渉さん)が朝廷の介入を許すような交渉をしていたことが判明。家定は正弘の死もあり、心労で倒れてしまいます。

当初はちょっと浮いているような演技をしているなと感じていた瀧内さんでしたが、後々のことを計算してやっていたんですね。いや、ほんとに素晴らしい号泣回でした。

余談:後に14代将軍・徳川家茂となる福子を演じている志田彩良さん。『ゆるキャン△』シリーズでは、主人公リン(福原遥さん)の親友・斉藤恵那を演じています(愛犬ちくわ)。『ドラゴン桜2』では優等生の小杉麻里役でした。


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