ドラマ日記『ドラゴン桜』(第3話)&『青天を衝け』(第13話)

かつて三流高校から東大合格者を輩出した元暴走族の弁護士・桜木建二(阿部寛さん)が、元教え子の水野(長澤まさみさん)と共に、破綻寸前の高校を再建しようとする『ドラゴン桜』第3話。桜木の口から、伝説の名台詞が飛び出しました。

東大専科には天野(加藤清史郎さん)、菜緒(南沙良さん)、楓(平手友梨奈さん)に続いて、偏差値が学年最下位の瀬戸(髙橋海人さん)も加わった。水野は早速ミニテストを行うが、中学レベルの問題にも苦戦する専科メンバーに、桜木はSNSを活用した勉強法を打ち出す。

やっと具体的な授業がスタートし、受験ドラマらしくなってきた今回。まずは、東大専科の生徒たちを見下す理系トップの藤井(鈴鹿央士さん)とのテスト対決に、桜木が伝授した方法がさっそく効果を発揮して勝利。

負けた藤井を揶揄するほかの生徒たちに、桜木は伝説の「バカとブスこそ東大へ行け!」を含めた長セリフ。これって、『女王の教室』(2005年)における天海祐希さんの言葉にほぼ同じ。逆に言えば、この国の大多数は何も変わっていないということなんでしょう。以下、『女王の教室』から引用。

いい加減、目覚めなさい。日本という国は、特権階級の人たちが楽しく幸せに暮らせるように、あなたたち凡人が安い給料で働き、高い税金を払うことで成り立っているんです。

そういう特権階級の人たちが、あなたたちに何を望んでるか知ってる?今のままずっと「愚か」でいてくれればいい。世の中の仕組みや不公平なんかに気づかず、テレビや漫画でもぼーっと見て、何も考えず。

会社に入ったら上司の言うことをおとなしく聞いて、戦争が始まったら、真っ先に危険なところへ行って戦ってくればいい。

テスト対決を休んだ瀬戸(髙橋海人さん)の姉は、どうやら闇金からお金を借りている模様。面倒なサイドストーリーなので、早めに解決してくれたらいいなあ。前シリーズキャストの品川徹さんの登場は嬉しい。あと、桜木の舎弟コンビ(西山潤さん&西垣匠さん)が、毎回役に立っていいなあ。

続いては、“日本資本主義の父”と呼ばれる、渋沢栄一(吉沢亮さん)の激動の人生を描く、大河ドラマ第60作『青天を衝け』の第13話。やっと徳川家康(北大路欣也さん)が休みに。

栄一と喜作(高良健吾さん)は、江戸で円四郎(堤真一さん)の妻・やす(木村佳乃さん)からご証文を受け取り、無事京へ辿り着く。一方、栄一からの文を喜んだ長七郎(満島真之介さん)は京へ向かう。しかし、道中で誤って人を斬ってしまい捕えられてしまう…。

八州廻りから逃れるため、江戸経由で京に向かった二人。なかなか、円四郎に会えない内に、長七郎が捕まり危機一髪のところ、やっと円四郎に再会、家臣になるよう説得される展開。二人とすれ違った、五代友厚(ディーン・フジオカさん)と土方歳三(町田啓太さん)は顔見せ程度でしたね。

先週の『土曜スタジオパーク』ゲストだった堤さんは、円四郎のキャラをつくりあげるにあたり、木村佳乃さんの素顔を参考にしたと発言されていました。なるほど、栄一と喜作と面談するやすのキャラは、バラエティで見る木村さんの素顔に近いですし、堤さんが参考にしたというのも納得。


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