見出し画像

女優ノート『かたせ梨乃さん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回は2025年1月5日にスタートした、大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』に出演中のかたせ梨乃(かたせ りの)さん。1957年生まれ。パーフィットプロダクション所属。

大学在学中に芸能界デビュー。伝説のテレビ番組『11PM』でカバーガール&アシスタントを務めた後、三船敏郎さんが設立した「三船プロダクション」に入り、『大江戸捜査網』(1978年)でドラマデビュー。いきなりのレギュラーで、女性隠密役の人気キャラでした。

当時としては日本人離れしたグラマーなボディで、今でいうグラビアタレントの先駆者的なところもあり、当初は女優としてやや軽く見られていた気がしますが、一変したのは映画『極道の妻たち』(1986年)シリーズと、五社英雄監督との出会いってことなんでしょう…「女優開眼」。

覚えている人も少ないでしょうが、『陽あたり良好!』(1982年)というあだち充さんの漫画原作ドラマにも、主人公(竹本孝之さん)の義姉役で出演。竹本さんが歌う主題歌「とっておきの君」は名曲。ヒロイン役の伊藤さやかさんが可愛くて。日テレの日曜夜8時に全19話放送と、今と隔世の感。

『極妻』シリーズの口跡が強い女性のイメージを覆したのが、唐沢寿明さん版『白い巨塔』(2003年)。主人公の誤診により、夫(田山涼成さん)を亡くして医療裁判を起こす妻役でした。個人経営の弁当屋夫婦という、市井の人の雰囲気がよく出ていて、それがフリとして効いていましたね。

余談:『ボクらの時代』で「香取慎吾×志尊淳×冨永愛」回を視聴。9日からスタートするドラマ『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』の番宣なわけですが、香取さんらが長く民放に干されていたことを知るだけに、掌返し感は拭えないなあ。にしても、中居さんの件はどうなるんでしょうね。


いいなと思ったら応援しよう!