職場将棋に興じていた頃
新卒就職後、最初の仕事は精神的には堪えるものの、業務量的にはさほどでもなく。職場の雰囲気も、昔ながらの徒弟制度的な匂いを残しつつも和気あいあい。
昼休みには食事もそこそこに、将棋好きが集まって休憩コーナーで対局が始まります。「縁台将棋」のような気楽さで、周囲には観戦する人たちも集まって、ワイワイ言い合いながら楽しみます。勝負自体は忖度なしの真剣勝負。課長から新人まで、世代を超えていい交流でした。
ノー残業が基本の職場でしたが、就業時間が終わった将棋好きが、再び対局を始めることもしばしば。酒豪の先輩たちはツマミと焼酎を用意して、すぐに帰宅したくない既婚組と、気楽な独身組でひと盛り上がり。
職場対抗の将棋大会では、2回戦止まりの「好きの横好き」レベルな人たちばかりでしたが、そんな将棋の楽しみ方もありだよなと、今はもっぱら将棋ソフト相手にやっていると、ふと懐かしく思い出します。
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