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ドラマ日記『日本一の最低男』(初回)

家族嫌いで子供嫌いの最低男・大森一平(香取慎吾さん)が、選挙に当選するためにシングルファーザーの義弟らと暮らす中で、本当の家族関係を築いていき、本気で立候補することになる、選挙&偽物家族ドラマ『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』の初回。

ニュース番組のプロデューサーだった大森一平は、ある不祥事が原因でテレビ局を追われるように退社。現在は、父親が残した実家に引っ越し、フリーの政治ジャーナリストを名乗るも、無職同然の冴えない生活を送っていた。

大河ドラマ『新選組!』(2004年)に主演した香取さん。SMAP解散以前には連ドラで主人公を演じることも多かったですが、解散以降は『アノニマス〜警視庁“指殺人”対策室〜』(2021年)のみでしたので、久しぶりの連ドラ主演作となります。

初回を見た限り、一平は「最低男」というほどのことはなく、ましてや「日本一」は言い過ぎで(これからそういう展開がある可能性も)。「打算」や「姑息」、「昭和的」な価値観が根底にはあるようですが。

亡き妹・陽菜(向里祐香さん)の夫である義弟・小原正助(志尊淳さん)とその娘・ひまり(増田梨沙さん)と息子・朝陽(千葉惣二朗さん)を引き取り、家事全般を引き受けてSNSでアピールするのですが、失敗続き。挙句にアレルギーがある朝陽に禁じられた食べ物を与え、命の危険にさらし…。

お遊戯会のダンス特訓と、自身で制作した陽菜にまつわる動画を通して、朝陽の心は掴んだようですが、ひまりの冷たい視線は変わらず。最終的には和解して、いい家族になっていくのでしょう。

昨年亡くなった中山美穂さんの出演シーンは僅かでしたが、香取さんの盟友である草彅剛さんが、『罠の戦争』の主人公・鷲津亨役で登場。こちらは短いながら見応えのあるシーンでした。

大河ドラマ『べらぼう』に平賀源内役で出演している安田顕さんは、一平の幼馴染で国会議員の公設秘書役。今後も一平に選挙の心得を指南するのでしょう。一平はそれを実践、悪戦苦闘する中で、プライドのためではなく本当の選挙の意義に気が付いて、立候補する流れかな。

今のところ可もなく不可もなくな印象で、次回様子見。

余談:テレビ東京『出没!アド街ック天国』の「中野坂上」特集に上白石萌音さんが出演していて、珍しいなと思っていたら、主演する新ドラマ『法廷のドラゴン』の番宣でした。

萌音さん自身も同地の実践学園高等学校を卒業。卒業生代表として答辞を任された際の貴重な動画も公開されました。さすが女優だけに堂々としたもので、担任の先生らも号泣(笑)。


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