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ドラマ日記『べらぼう』(第4話)&『ホットスポット』(第3話)

江戸時代中期、江戸のメディア王として時代の寵児となった蔦屋重三郎(横浜流星さん)。お上に目を付けられても、面白さを追求。蔦重こと蔦屋重三郎の波乱万丈の生涯。笑いと涙と謎に満ちた痛快エンターテインメント大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の第4話「雛形若菜の甘い罠」。

『一目千本』で成功した蔦重は、次なる一手に、呉服屋の入金で店の着物を着た女郎の錦絵を作る計画を立てるも、自身の知名度の低さで資金集めに苦戦する。そんな中、西村屋(西村まさ彦さん)が共同制作の話を持ちかけ、錦絵作りは順調と思われたが…。

礒田湖龍斎(鉄拳さん)に下絵を描いてもらうも、次郎兵衛(中村蒼さん)の不注意で水に濡れてしまい、絵が滲み。すると唐丸(渡邉斗翔さん)が筆を取り、絵を写し始め、出来栄えも本物そっくり。将来の「葛飾北斎」あるいは「写楽」爆誕!?

錦絵は無事完成するのですが、鱗形屋(片岡愛之助さん)が横槍を入れ、地本問屋でない蔦重は、吉原外で錦絵を売ることができないと告げ。最初から鱗形屋が西村屋を引き入れての「罠」でした。吉原活性化のために、泣く泣く身を引いた蔦重が悔しさ一杯に「べらぼうが!」と今週のタイトル回収。

一方、御三卿を無駄と考える田沼意次(渡辺謙さん)は、どうしても田安賢丸(寺田心さん)を養子入りさせたいため、平賀源内(安田顕さん)を使っての文書偽造。蔦重のやりがい搾取と言い、今週も現代にも通底するお話でした。

ビジネスホテルで働くシングルマザー・遠藤清美(市川実日子さん)41歳。ある日、彼女は宇宙人と遭遇し…!?小さな田舎町で、不思議な出来事が起こったり起こらなかったりする、地元系エイリアン・ .ヒューマン・コメディ『ホットスポット』の第3話。

土曜日の昼下がり、清美、葉月(鈴木杏さん)、美波(平岩紙さん)の3人は宇宙人・高橋(角田晃広さん)を誘って地元の飲食店でランチ。そこに偶然、同級生の綾乃(木南晴夏さん)が来店。一緒にテーブルを囲むことに。

スマホの保護フィルム張りから、自動車持ち上げ、走行タクシーの高速追跡など、小さなことから超人的なものまで、今週も宇宙人の能力の無駄遣いが笑いを誘い。にしても、清美たちに高橋への遠慮がなくなってきたというか、当たりが強くなってきました。

今週のサブタイトルは「生き返る」。毎回、能力を使ったことで体に負荷がかかった高橋が、ホテルの温泉で「生き返る」のがお約束ですが、今回は支配人の奥田(田中直樹さん)も絡めてもう一コントありましたね。

ラストは綾乃の娘・岡田りつ(原春奈さん)が、高橋の能力を目撃していたと思われるイラストも登場。市長候補・梅本雅子の写真が菊地凛子さんで、タクシーの乗客の声が池松壮亮さん。ますます楽しみになってきました。

余談:今朝のNHK『あさイチ』プレミアムトークのゲストは、朝ドラ『おむすび』に出演中の緒形直人さん。日本を代表する名優だった緒形拳さんの息子であり、大河ドラマ主演を唯一親子で果たした稀有な存在。妻の仙道敦子さんも、『クリスマス・イヴ』などに主演するなど人気女優でした。


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