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ドラマ『かぞかぞ』(第5話)&『西園寺さんは家事をしない』(第7話)


家族をめぐる「楽しい」や「悲しい」など一言では説明ができない、情報過多な日々の出来事を、笑えて泣けて考えさせられて、心がじんわり温かくなる令和の新しいホームドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった(#かぞかぞ)』の第5話。

七実(河合優実さん)とひとみ(坂井真紀さん)は、プレゼンを成功させ、新しい一歩を踏み出した!ひとみはアドバイザー兼カウンセラーとして活躍、一方の七実は失敗続きで謝罪の連続。それでも奇跡を起こすと会社で期待されていた。

ドラマ内で「呪いの言葉」が注目されるようになった作品と言えば、『逃げるは恥だが役に立つ』(2016年)。みくり(新垣結衣さん)が元カレ(葉山奨之さん)から投げつけられた「小賢しい」や、百合(石田ゆり子さん)が、杏奈(内田理央さん)を諭した「自分に呪いをかけないで」。

言葉は人を縛り付ける「呪い」にもなれば、解き放つ「祝福」にもなるもので、七実の亡父・耕助(錦戸亮さん)がかつて言った「七実は大丈夫や」が「呪い」となっていた七実どん底回。

ひとみが活躍する一方、大学は卒業したものの、学生上がりということもあるでしょうし、七実の個人的な資質もあるのでしょうが、社会人として枠にはめられた基本的なことが出来ず、謝罪の王様に。謝り方がいちいち面白いんですけどね。

全国ネットの情報番組で、自社のアプリを紹介してもらうことに成功した七実は生放送で大号泣(笑)。しかし、その直後に七実のパソコンが原因でウイルスが関係各所にばら撒かれ、社内は大混乱。

帰宅して入浴しながら、七実が過去を振り返るシーンが今週の白眉。「大丈夫やない!」…今週も河合さんの演技に圧倒されました。さて、底も打ったことですし、次回は浮上する復活回かな。

仕事はバリバリやるが、 家事は一切しない38歳独身女性の西園寺一妃(松本若菜さん)が、年下の訳ありシングルファーザー・楠見俊直(松村北斗さん)と「偽家族」として暮らすことになるハートフルラブコメディ『西園寺さんは家事をしない』の第7話。

横井(津田健次郎さん)の提案により、西園寺さんと横井の「仮彼氏」としてのお付き合いがスタート!偽家族が新形態に!とワクワクする西園寺さんだったが、楠見は「仮彼氏加入」がどうにも理解できず、ひとりモヤモヤ。

世界進出を目指し、アメリカに出張予定だった社長(藤井隆さん)の代わりに、西園寺が急遽ニューヨークへ行くことに。その間、日本の会社でもトラブルが発生しますが、楠見の采配で、なんとかクリア。楠見も周囲の人たちに助けてもらうことに、抵抗感が薄れてきたようで。

楠見と亡き妻・瑠衣(松井愛莉さん)との馴れ初めも、長尺で描かれた今回。二人の仲を取り持ったのが、ニューヨークで西園寺を助けてくれた橘エリサ(太田莉菜さん)でした。彼女の「モヤモヤ」アドバイスで、二人は結ばれ。この「モヤモヤ」は終盤への伏線にもなっていたキーワード。

意外にも楠見と横井との関係が良好となる中、西園寺が帰国。横井の「仮彼氏」の「仮」を取れるよう目指すと言いつつ、楠見のことが「少し好きだったよ」と迂闊に言ってしまう西園寺。そして楠見の「モヤモヤ」の正体とは…。

ラスト。西園寺らの会社に現れた橘。彼女がSJ社のCEOであり、世界進出のためコンサルタント業務を担ってもらうと、社長から発表されたところで終了。橘も加わった四角関係展開かな。


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