愛憎半ば、揺れる想い…今週の『カムカムエヴリバディ』
3人のヒロイン(上白石萌音さん・深津絵里さん・川栄李奈さん)が織りなす、ラジオ英語講座と共に歩んだ家族100年の物語、朝ドラ『カムカムエヴリバディ』の第6週「1948」。安子(上白石さん)が実践英語にチャレンジした今週。進駐軍の将校との出会いが、次のステップになりそうです。
『おかあさんといっしょ』の11代目たいそうのおにいさん・小林よしひささんが、テンション高く登場した月曜日。岡山に帰った安子とるい(中野翠咲)を、美都里(YOUさん)が予想外に暖かく受け入れてくれ、親友・きぬ(小野花梨)とも再会。
一方、勇(村上虹郎さん)に好意がありありな女中・雪衣(岡田結実さん)は、勇と親し気な安子に意味ありげな表情。そして、城田優さんの最後のナレーション「安子はこれまでと変わらないるいとの関係が、いつまでも続くと思っていました」で、再び波乱の予感。
安子がおはぎを売り始めた火曜日。千吉(段田安則さん)からは雉真家として体裁が悪いと、るいを連れていくことを禁じられてしまいます。一方、『みんなで筋肉体操』で知られる村雨辰剛が進駐軍の将校・ロバート役で登場。月曜日の小林さんに続き「NHKオールスター勢」と『あさイチ』大吉さんは表現。
安子がロバートと初めての英会話をした水曜日。おはぎ売りの最中に、留守番していたるいに、不穏なことをいう雪衣の存在感が増してきました。また、ジャズ喫茶の定一(世良公則さん)と安子が再会。米国への複雑な想いを語ると共に、稔との思い出の場所で、るいの命名話も語られました。
安子がロバートと再会、進駐軍のオフィースを訪れた木曜日。安子の英語力上達のモチベーションは何かというロバートの問いに、「稔(とその想い出)」と話し始めた安子。やがて、なぜ稔が死なねばならなかったのか、なぜ自分は英語を学び続けているのかと、感情爆発。将校クラブへ。
安子が米国の圧倒的な豊かさを見せつけられた金曜日。一旦はロバートに反発するも、彼と亡妻とのエピソード&稔の本意に改めて気づかされた安子。さらに後押しするかのような、定一の圧巻の「On the Sunny Side of the Street」で安子は涙。
稔が教えてくれた英語やジャズなどへの親しみがある一方、稔(や他の日本人)を殺した米国への愛憎半ばする気持ちの中で、英語を学ぶ意味すら見失っていた安子。そんな彼女にとって、ロバートの出会いは気持ちの整理と救いにもなったのでしょう。今週はひとまずMerry Christmas♪(早い)。