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ホラから出た真(誠)…今週の『おむすび』(第21週)

“ギャル”の主人公・米田結(橋本環奈さん)が、あることをきっかけに “人のために役立つ喜び”に目覚め、“栄養士”を目指し、激動の平成から令和であっても、思いっきり楽しみ、時に悩みながら生きていく朝ドラ『おむすび』の第21週「米田家の呪い」。

結の祖父・永吉(松平健さん)と祖母・佳代(宮崎美子さん)が、退院した聖人(北村有起哉さん)宅にやってきた月曜日。かつて自分が関わった、昭和期の万博の「太陽の塔」を、家族で見に行こうと言い出した永吉でしたが、スケジュール調整が難しく。

すると、永吉は勝手に聖人の理髪店に「臨時休業」の張り紙をしたため、親子喧嘩が勃発。永吉による佳代の用意した大学資金使い込み問題を、聖人が蒸し返したため、大揉めに。ひとまず、永吉たちは結宅に移動。病院では、結は重度妊娠悪阻で入院中の千佳(笠間優里さん)を担当することに。

酒豪だった永吉が、缶ビール1本で寝てしまった火曜日。前日の揉め事では、聖人がちょっと押しただけで倒れてしまい。取っ組み合いをしていた頃の父が、見る影もないことに衝撃を受けた聖人。

曾孫の花(宮崎莉里沙さん)と散歩に出かけた永吉は疲れ果て、そのまま寝てしまい。結は佳代を居酒屋に連れ出し、退院時の聖人のエピソードを語り、佳代の口を割らせることに成功。

永吉が水害被災者の小松原(大鶴義丹さん)の息子を助けるために、聖人の進学資金を流用させていたことが判明した水曜日。事情を知り、家族全員で太陽の塔を見に行くことにした聖人でしたが、結は仕事で来れず。佳代に後押しされ、永吉と聖人の二人だけで行くことになり和解モード。

少年が落した財布を、永吉たちが案内係の女性・向井(麻生祐未さん)と探した木曜日。向井は万博会場で昔働いていて、永吉にお世話になったと、写真も添付。居酒屋に場所を移し、進学資金の件を今一度蒸し返した聖人に、永吉は「お前は今の人生気にいっとらんのか?」と問われ、ついに観念。

聖人に、恐らく初めて髪をカットしてもらった永吉。出来栄えと共に、息子の成長を確認したかのように、「お前は本物の理容師たい」と。聖人は思わず涙。家族全員でプリクラを撮って、永吉たちは福岡へ帰っていきましたが、その一か月後に永吉ナレ死。

永吉の通夜が行われた金曜日。演歌歌手の山内惠介さんやサッカーのラモス瑠偉さんも駆けつけ、永吉のかつてのホラ話が本当であったことが判明。さらに王貞治さんやアントニオ猪木さん、引田天功さんらしき人からの弔電とゆかりの品も贈られてきて。

通夜の終わりに、小松原の成長した息子(大鶴さん)が、100万円を返却にやってきますが、聖人は永吉に怒られるからと受け取らず。北村さんの名演が光りました。最後に、佳代が永吉への想いを述べて終了。


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