ドラマ日記『嘘解きレトリック』(初回)
借金まみれの貧乏探偵・祝左右馬(鈴鹿央士さん)と、ウソを聞き分ける奇妙な能力者・浦部鹿乃子(松本穂香さん)の異色コンビが、「ウソ」と「マコト」が入り交じる難事件を解決していく、レトロモダンな路地裏探偵活劇『嘘解きレトリック』の初回。
田舎の村に住む浦部鹿乃子は、物心ついた頃から人の嘘が聞き分けられた。しかし、その力のせいで村人たちから忌み嫌われてしまう。母・浦部フミ(若村麻由美さん)は鹿乃子をかばうものの、これ以上母親に迷惑をかけられないと鹿乃子は村を出ることにした。
鹿乃子が左右馬と出会い、その探偵助手になるまでが、一つの事件とその解決を通して描かれました。ここ3作品ほどシリアス系だったフジテレビの月9枠ですが、久しぶりに明るさを取り戻した印象。
時代設定が昭和初頭ということで、レトロなセットが気になるところですが、NHKには及ばないものの、民放にしては頑張ってるのかなと思いましたが、「ワープステーション江戸」などを活用しているようです。
NHKの朝ドラでは、眼鏡っ子キャラがブレイクすると言われています。『あさが来た』の吉岡里帆さん、『エール』の森七菜さん、『虎に翼』のハ・ヨンスさん、そし『ひよっこ』の松本さん。本作でも眼鏡がよく似合う。
『silent』で共演した目黒蓮さんの『海のはじまり』から月9バトンを受け取った鈴鹿さんも安定した演技で、役にもはまっています。猫の「イナリ」もいい演技。視聴継続。
余談:新ドラマラッシュの中、NHK『あさイチ』プレミアムトークに気になるゲストが登場すると、ついついそちらを優先してしまいます。昨日は『きのう何食べた?』の内野聖陽さん。恋人役の西島秀俊さんが甘い言葉をかけるだけでなく、文学座同期の寺島しのぶさんが潰しに来る展開(笑)。