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ドラマ日記 『コタツがない家』(最終回)

伝説のやり手ウェディングプランナーにして会社社長の深堀万里江(小池栄子さん)が、売れない漫画家の夫・悠作(吉岡秀隆さん)と人間不信の息子 ・順基(作間龍斗さん)、熟年離婚した父親・山神達男(小林薫さん)の3人のダメ男を養うハメになる、笑って泣けるネオ・ホームコメディー『コタツがない家』の最終回。

クリスマスが近づき、順基はダウンコート、達男は自分の部屋、悠作は家族からの尊敬が欲しいと願う。一方、万里江の欲しいものは、お金で買えないものらしい。

玉突き事故、ではなく、わらしべ長者的な最終回。離婚は回避できたものの、再び漫画が描けなくなった悠作ですが、志織(ホラン千秋さん)と康彦(中川大輔さん)との結婚が決まったことから、それに貢献したと主張して、万里江に小さな中古テレビを買ってもらい。

これが起点になって、和室でテレビを見ていた悠作は自室でテレビを見るようになり、空いた和室は達男の部屋に。職場の熊沢(西堀亮さん)の気を引くため、達男は和室にサウナを設置。コタツはないのに、サウナがある家、この可笑し味に触発された悠作。

悠作はついに漫画原稿を完成。それは万里江が欲しかったもので。涙しながら原稿を読み終えた万里江は、悠作に「尊敬してあげる」と言いながら抱きしめ。金子茂樹さんによる、『俺の話は長い』越えの見事な完成度の脚本でした。

余談:NHK『アナザーストーリーズ』の「笑いの革命者たち~よしもとNSCの挑戦」と「熱気が生んだ真夜中の解放区~オールナイトニッポン伝説」が面白かったです。売れる前のダウンタウンの貴重な音源や、宮藤官九郎さんなど多数のヘビーリスナーを産んだビートたけしさんへのインタビューも。


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