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ドラマ日記『光る君へ』(第42話)

平安時代、京に生まれたまひろ→紫式部(吉高由里子さん)。数歳年上の藤原道長(柄本佑さん)とは、少女の頃に知り合い、惹かれ合うも、身分差に阻まれ。別の男性と結婚するも死別。娘を育てながら、「源氏物語」を書き始める大河ドラマ『光る君へ』の第42話「川辺の誓い」。

宮中で、道長と三条天皇(木村達成さん)が覇権争い。道長は娘・妍子(倉沢杏菜さん)を三条天皇の中宮にするも、三条天皇は長年付き添った東宮妃・すけ子(朝倉あきさん)を皇后にすると宣言。そこで道長は権力を誇示するため、ある計画を立てる。しかし体調に異変が…。

7歳で即位した一条天皇と異なり、三条天皇が即位したのは36歳。やはり、トップに立つには、タイミングだとか、経験値が重要で、兼家から道長まで自分の思うように政が出来なかった一条天皇と違い、三条天皇は強かであり、さすがの道長も悩まされ憔悴。

ついに道長は病に倒れ、唇も白く、余命僅かかと思われましたが、従者の百舌彦(本多力さん)が機転を利かせて、まひろに知らせ、道長が療養中の宇治の別邸に連れて来て、二人は対面。

その後、幼き日の想い出のような川辺で会話を交わすシーンが今週のハイライト。まひろの「この世に私の役目はもうありませぬ」に対し、道長の「お前は俺より先に死んではならぬ」とさだまさしさん「関白宣言」発言も飛び出し。

三条天皇との暗闘の中で、疲れ切った道長に効いたのは、まひろという「薬」であったと。「ソウルメイト」の意味があらためて再認識される感動回でした。

『源氏物語』とストーリーがオーバーラップすることがある本作。巻名のみの「雲隠」を経て光源氏は亡くなり、第42帖「匂兵部卿(匂宮)」から始まる第3部となりますので、本作もこれから次世代に引き継がれていく展開が待っているのでしょう。

余談:TBSラジオ『武田砂鉄のプレ金ナイト』に、朝ドラ『虎に翼』の脚本家・吉田恵里香さんが登場。なかなか面白かったです。


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